社会的孤立と孤独を考える
人間関係はいつの時代も人にとって大きな問題でした。
研究の分野にあっても、人間は「人と社会が織りなす関係性」を探求し続けています。
自然科学や工学の発展により、人間と社会との関係性の中にさまざまなテクノロジーが加わった今でも、人間の興味・関心が、人に向かないことはないのです。
社会的孤立と孤独が大きな社会問題となっています。
日本社会の構造の変化に加え、コロナを機に生活スタイルも変わりました。
ちょっとした環境の変化によって、今まで無意識に築けていたはずの人や社会との関係性の持続が難しくなり、急に歯車が噛み合わなくなって孤独に陥ってしまうということもあるでしょう。
社会的孤立と孤独は、一つのシチュエーションとして記述しきれるものではありません。
複雑な社会システムの中に潜んでいる孤立や孤独は、人の心の揺らぎをきっかけに突如訪れ、しかも、ひとりひとりの人間ごとに、違った特徴をもって現れます。そして現れた時にはもう、誰かに助けを求めることがとても難しいのです。
社会的孤立と孤独の問題の本質に迫るため、多くの現場の事例に出会い、あらゆる側面から問題を切り出し、考察し、掘り下げる過程を共有することができたらいいなと思っています。
みなさんにとって、社会的孤立と孤独は、どのような問題として存在していますか?
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