中華音楽(1)叙世 歌詞 日本語
林清弄,阿杰——叙世
タイプ:中国古風
这故事曾全作笑谈说
この物語はかつて雑談とされていた
楚馆灯影里有几过客
楚館の灯の前には何人かの客がいた
她抚下琴音洒落
彼女の奏でる琴の音は水玉のようにこぼれ落ちている
落他舟上此为她停泊
彼の船に撒かれて停泊した
窗外春光煦煦正温和
窓の外は春の光がぽかぽかと穏やかである
执青螺为她眉梢勾勒
彼は青螺を手に彼女の眉目の化粧をしている
她哼着未名短歌
彼女は無名の小唄を口ずさむ
若此定格能百年成说
今が百年続くことを望んでいる
灯花渐弱似流星陨落
灯が弱まって流れ星が落ちるように
韶光流年都束之高阁
青春は屋根裏に縛られている
她寒夜细数更漏痴笑着
彼女は寒い夜に一人で笑って、よく日を数えていた
明朝按新词流霞共酌
明日は新詞を書きましたが、夕焼けとしか分かち合えませんでした
留下笔墨他已不记得
彼はもう、自分の残した手紙を忘れてしまった
她还梦里哭着呢喃着
彼女は夢の中で泣きながら寝言を言った
那回忆尽头似白纸染墨
思い出の果てに白い紙が墨を染めるように
恍然中啊他欠她一诺
彼はまだ彼女への約束を守っていない
芙蓉对镜簪三两朵
彼女は鏡に向かって两三本の芙蓉花を簪に挿した
温酒已在炉上煨热
酒はすでに爐の上で温められているが
他为赴荣华怎会来喝
彼は出世の栄華を得るために、帰ってきて飲むわけがない
她还难择今日浓妆淡抹
彼女はまだ今日濃い化粧か薄い化粧か悩んでいる
待浮华随夕阳隐没
歳月が夕日に隠れてしまうまで
她妆容半残乌云微堕
彼女の顔はもう黒雲のようにやつれて老けている
看棠花飞散凭栏独坐
海棠花が空を舞っているのを見て、一人で手すりに寄りかかって座っていた
天际一只伶仃寒鸦过
空のそば、寒鴉が飛んでいった
她环着无望自楼台坠落
彼女は絶望を抱いて高楼から落ちた
行人说漫天泛出桃花色
旅人は空に桃花の赤色が現れたのを見たようだ
几度流连不愿放手洒脱
何度も未練を残すよりも縁を切るほうが洒落
却如此诠释半生执着
最後にこの道を選んだのは半生以来の執着を証明した
将烬星火是否太炽热
消える火もあまりにも熱いのではないか
明日黄花会开败阡陌
明日黄花は散る運命にある
晚风一遍遍替她述说
晩風は何度も彼女のためにこの物語を復唱したが
谁还记得谁能一笑而过
誰が覚えていて、誰が笑うことができるのか
公子呀
公子よ
可见石阶已覆满苔霜
石段が苔で覆われているのを見たか
鸿雁几渡这青天一方
鴻雁が南飛北帰からもう何年
十年来成全春闺梦一场
彼女は十年かけてこの夢を待つ
为何落个玉损消香
なぜ最後は粉骨砕身の結末になったの
却落个玉损消香
粉骨砕身になるだけ