文章力は”漫才””お笑い”で学べると思う
文章がうまくなりたいなら”本”をたくさん読みましょう
という言葉はもう耳にタコなくらい聞いてきた。
私の部署でも、今まで何人も
「文章が書けない」
と悩む若い世代の子を見てきた。
ある子はまったく読書をしない子
ある子はラノベなら読みます(←大丈夫読書だよ)という子
本もマンガも読みませんな子
ばかりだった。
「どうしたら文章を書けるようになりますか?」
と、ブログやSNSが仕事の一部となっている私も、
今まで何度か聞かれたことがある。
一応、もう耳にタコだろうけど
「本を読みましょう」
と伝えている。
ところが私は、文章力を身に着けるのに一番勉強になるのが
”漫才”だと思っている。
漫才だけでなく”お笑い”のシステムは文章の構成力を上げるのに、とてもいい教材だと思っている。
「そんなことを言っても、こんなnoteしか書いていないじゃないか」
と私の過去のnoteを見て思っておられるかもしれないそこのアナタ。
私だってまだまだ文章修行中なので、許してほしい。
今回は
”文章と構成力のレベルアっプの方法のひとつが漫才やお笑いだと思う”
というnoteなので、そういう気持ちで読んでもらえるとありがたいです。
【私自身が文章力や文章の構成を漫才やお笑いに学んだと感じていること】
①フリとオチ
最初にフリを作って文章のすべてをかけて最後にオチ、という手法を教わった
②書きたいテーマはひとつにしぼる
漫才もコントも必ず最初に
「コント〇〇」
とか
「タクシーに乗ったときにこんなことがあったんですよ」
とか、その漫才やコントで取り上げるテーマは必ずひとつになっている
②から検証した③
言いたいことを全部書くだけが良い文章とは限らない
②でテーマをひとつにしぼったら脱線しないようにする
④見る人を選ばない、誰にでもわかる言葉遣いにする
漫才もコントも、”専門知識”がないと見れないものがほとんど無い
文章も、ターゲット層をある程度絞って書くけど、
誰にでもわかる言葉で文章を書くのも大事
専門用語を羅列しない
ブログやSNSは論文ではない
⑤伏線は回収する
これは①のフリとオチにも関係する話で、
伏線を張って、必ず最後(もしくはその後)に責任をもって回収する
⑥文章やSNSでのキャラ付け
新喜劇がいい例で、
「おじゃましまんにゃわ」
「邪魔するんなら帰って」
「~じゃあーりませんかー」
とか、絶対にこの人はこのネタをする人、というキャラ付けがあるのは文章でも使える。
親近感やイメージ戦略に使える
⑦いわゆる”楽屋オチ”はだめ
身内にしか通じない笑いは、文章やSNSでも同じ
どんなにおもしろくても、結局身内にしか伝わらない
⑧小ネタを畳みかける、最後に大オチ
ノンスタイルの漫才ように、おもしろい小ネタをすごいスピードで畳みかけて、最後にしっかり落とす、これは文章にもめちゃくちゃ使える技だと思う。
そして、小ネタの畳みかけだけではだめ。
過去のM-1で、中川家の礼二が審査のときに、
「小さいネタはたくさんあったけど、大きな笑いがないとダメ」
と言っていたのをとても覚えている
その言葉を言われた漫才は、たしかになんだかものたりないと感じていた
その気持ちの答えを礼二が教えてくれた
文章も小さな話を書き連ねるだけでなく、しっかり大きなオチでしめるのがおもしろくしあがるコツだと思って意識している
⑨天丼
おもしろいことはあえて何度も繰り返す
10個あればしまった気がするけど、10個無かった!(涙)
ホントはもっとあると思うけど、今思いついたのが9個でした。
いや、お笑い芸人さん、漫才師さんってほんまに賢い。
私、漫才大好きで毎年M-1をかかさず見るのが1年の楽しみのひとつです
大笑いするのがスッキリするのと、文章の上達にはお笑いがとっても良い教科書だと思って、そんな視点でも見ています。
私もまだまだ修行中ですが、
「文章が書けない」
と悩む若い子で本を読むのがニガテな子たちは、お笑いをただ「笑う」だけの視点だけでなく、構成を考えながら観る、という見方をしてみてはどう?
と思う。
これ、うちの会社の若い子にも言ってあげてよいのかな…
漫才好きじゃないと伝わらないのかな…?
と思って今日はnoteに書いてみました。
共感してもらえる方がいたらうれしいな。