“ハマッた”峯田和伸のうた
「気に入ったら一点集中型なんやな」
と夫に言われた。
その日の朝、
毎日の習慣にしているnote『私が初めて聞く今日の1曲』の曲を選んでいたら、
”KERENMIfeat.峯田和伸”の名前を見つけた。
すぐに聞いた
『名前を忘れたままのあの日の鼓動』という一曲。
聞いた時に、ぐっときた。
ありきたりな言葉しか思いつかないけど、ぐっときたんです。
それから、1曲集中でくりかえしくりかえし
それはもうずっとずっと聞いていた。
「この歌詞が最高!」
「ここのメロディが最高!」
と一緒に聞いている夫に紹介した。
一緒に聞いているのに、私が感じた感情を紹介した。
あぁ、今日のために私はこの習慣を始めたのだな、とさえ感じた衝撃。
あぁやっぱり私、峯田くんが大好き。
あの歌い方、あの声が大好きだ。
高校の時からかれこれ20年以上聞き続けている峯田くんのうた
ノストラダムスの大予言で世界が終わらなかったあのころ
世界が終わるまでに人生を満喫せねば、と
若く、そして無知でも”世界”と”終わり”を意識していたあのころ
西暦1999年、1000年代最後の年
友だちに貸してもらって聞いたGOING STEADYのCD『BOYS&GIRLS』
最初に聞いた曲は
MY SOULFUL HEART BEAT MAKES ME SING MY SOUL MUSIC
(長ぁ…曲名、長ぁ…)
今でいう『もしも君が泣くならば』だった。
衝撃でした。
この曲を初めて聞いた時から私は峯田くんにぞっこん。(ぞっこん)
ただ、私が好き好き言うても語彙力無いので、これ以上の言葉でスキを表したり、分析したり、解析したりはできないのが悔しいけれど
ただ、当時の私の感情が大きく揺さぶれたという事実がある。
それだけ。
ただ、好きになった。
心が揺さぶられた。
感情が揺れ動いた。
そこから始まった峯田くんを聞く日々、
聞き始めたGOING STEAGY、ゴイステ。
何がいいって、私も歌えるのがいい。
歌詞がいい。
飾らないのがいい。
もしかしたら峯田くんは、かっこよくなりたくて曲を書いているのかもしれなかったけれど、かっこつかない感じがいい。
「佳代って誰?」
って思いながら『佳代』を熱唱していたわたし
”純情商店街”が本当にあるってホンマ?
行ってみたい!
ビルケンのサンダルのタグは捨てられないのか…
って思いながら歌っていた佳代。
満月を見たらグレープフルーツムーン
BABY BABYのように人を思えるのだろうか
そういう高校生活を送りました。
夫とまだお付き合いしていないころ、
夫は1度だけ地元のLIVEハウスに来たゴイステのライブを見に行ったそうです。
私は大好きだったけど、ライブに行く前に解散してしまいました。
夫がうらやましすぎました。
そして突然の解散のニュース。
この経験が私に『好きな音楽のLIVEは、行ける時に行け』という考えを初めて抱かせたのかもしれません。
銀杏BOYZとしての峯田くんで、初めてライブを見た
何度も言うけど私には大した語彙力もないので、
私が好きな峯田くんに感じた感情しか書けません。
好きで私に起こった感情しか書けません。
峯田くんのうたを好きになってかれこれちょうど20年目の夏、
初めて峯田くんの歌をLIVEで聴く機会ができました。
RISING SUN ROCK FES2019
北海道で開催されるLIVEに出る峯田くんをみることができました。
正直、おそらく今までLIVEに行こうと思えば行けたのかもしれません。
でも怠っていました。
高校を卒業し、
就職し、
日々に忙殺され、
結婚し、
夜、1人で好き放題できる環境ではないと考え、
そして年齢を重ねてしまった。
今思い返せば、何とでもなった事。
そうやってLIVEに行くことを怠っていたのだと思います。
でも、RSRでチャンスに恵まれました。
正直、RSRに行く理由は別のバンドがお目当てでした。
でも発表されていくバンドに銀杏BOYZ(だったか峯田くん個人名義だったか?)
初めて峯田くんのLIVEを生で見れる!
とわくわくしました。
その時のセットリストなぞ、もはや忘れてしまいましたが、
『愛しておくれ』
を最後のほうに歌ってくださいました。
涙があふれました。
私は背が低いので、あまり前のほうに行くと人にまみれてまったく見えなくなってしまうので、LIVEでは前のほうに行かず、中間くらいにいつもいるんです。
その日もそうでした。
でも、
気が付けば走り出していました。
涙を流して走り出していました。
大きな声で歌を歌いながら、前へ、前へ、前へ。
それが、私の短い40年の人生で初めて見た、
1度だけ見た峯田くんのLIVEです。
あの日の事は、私の死ぬ一瞬前に思い出して、
にやりと笑える瞬間だと思います。
そして、どんなに年齢を重ねても、
この先も絶対に忘れたくない思い出です。
『名前を忘れたままのあの日の鼓動』がぐっときた理由
あまりにぐっと来たので色々調べていたら、
映画『アングリースクワッド』の主題歌になっていること、
Youtubeで、音楽プロデューサーの蔦屋好位置さんと、『カメラを止めるな』の上田監督、そして峯田くんの対談動画が上がっていた。
そこでも蔦屋さんがおっしゃっていた
「峯田さんが普段やってなくて、峯田さんがやってみたらおもしろそうだな」
この言葉、これが私がぐっときた理由だと思った。
その日のnoteにも初めて聞いた時の感想を自分でちゃんと残していた。
「プロデュースされる峯田くんの新しい魅力」
これなの、私がぐっと来た理由。
峯田くんが作った曲じゃない、
歌詞を書いたわけじゃないのに、この曲は峯田くんだった。
でも峯田くんが書いた曲じゃない。
そこがすごくよかった。
そして歌詞にもぐっと来た。
私が峯田くんが好きでもLIVEに行ってなかった理由にリンクしているように思えたから。
なんでも自分にあてはめたがるの、これ、なんだろう、これ、
恥ずかしいねぇ私。
めちゃくちゃ自分の都合に都合よく当てはめてるだけやないか、って思うんですけど、近しい気持ちを感じたんですよ、私の中に。
その部分、私がこの曲で特に響いた好きなところが
峯田くんを好きになって、
感情がゆさぶられて
ずっと好きで
でもLIVEに行く機会を作らず大人になり
後悔を後悔だと感じる機会をもなく
過ごしていたら
やっぱりLIVEで見た峯田くんと、歌が最高だった
また、私の感情が揺さぶられた
そのすべてだと思った歌詞だった。
歌詞を書いてくださった蔦屋好位置さんにお礼を伝えたい。
この曲と出会えたおかげで、本当に本当に大好きな曲がまた1曲増えました。
峯田くん動画で、
「人が作った曲を歌う機会がなかった」
とおっしゃってましたが、
スカパラの谷中さんの『ちえのわ』がありましたよ…
あの曲も名曲でしたよ?
♪めんどくさいのが愛だろ?
で毎回、涙がでるんですケド?
と思いながらも峯田くんが作った曲も、
誰かが作ってくださって、峯田くんが歌う曲も、
しっかり時間を作ってまた改めて聞こうと思います。
仕事ばっかりしてたらあかんな、こりゃ。
だから、峯田くん
ずっとマイクの前に立っていてね。