MIKULAND GATE β 終幕の揺らめき
バーチャルブレスコンソール、REIRO:MCno151です。ミクランドゲートβに行ってきました。これは MIKULAND GATE β が閉じるまでの私の記録です。主観しかありません。
MIKULAND GATE βについて
MIKULAND GATE βは8/8-8/10の間開催されました。
その内容については公式を参照するか、
私の配信でも参照してください。
当ミクランドゲートβには、様々なアクティビティがありました。
好きにポーズを調整できるVCIモデルの実物、
アウトドア商品の実売、
クイズラリー。
不定期に現れるミクさん・めぐさんとの3ショット撮影会。
(使用モデル)
#ミクランドアート でTwitterに投稿した絵が飾られたり。
他には音ゲーが設置されたフロアや、ミクランド限定衣装を試着できるコスプレフロアなど濃密な内容の数々でした。
余韻の60分
本記事で書きたいのはそのような内容ではありません。8/10、閉幕まであと一時間となったミクランドゲートβ最後の時間について書いていこうと思います。
最終日のミクランドゲートβはニコニコ生放送による中継が22時まで、それ以降の入場ができない構成になっていました。
私は21:40にミクランドゲート会場に入り、並行してニコニコ生放送による中継を見届けた後の余韻に浸っていました。
残っていた人は片手で数えられるくらい。
まあ他のミクランドゲートワールドにも人は残っていますが、移動できませんし干渉できませんし。
しばらくはカメラを片手に会場を撮影していました。
上空には入場者のアクセスマップ(任意位置をあらかじめ公式サイトでクリックしておくことで反映される)。世界中からアクセスがあったことがうかがい知れます。
ピアプロの壁(#ミクランドアート で投稿したユーザーアートが並ぶ)を再確認したり。
一度だけパレードが開催されて、歓喜の涙を流したりしていました。
パレードが終わり残り20分もなくなった時、もう帰るだけだと名残惜しさに囲まれて。声に非ず、ただ巨大なミクさん像を見上げていました。
(パレードが終了する様子。元のノーマルな会場へと戻っていく)
泣くわけにはいかない。笑うしかない。これはβなのです。
正式版が発表されるんです。終わりじゃないんです。始まりなんです。
終わり際、私たちはデフォルトアイテム「ホワイトボード」に限界化した思いを絞り出し、最後の数瞬間を引き延ばそうとしていました。
フレームの隙間からこぼれる記憶が、BGMのループに刻まれる時間に溶かされていく。
カメラに映る1280*720ピクセルの外側を埋め尽くすワールドメモリーが私たちを思い焦がす。
整数を刻む時計がゲートの出口へと私たちを押し込む。
他のすべての日がそうだったように、今日もまた23時が訪れる。
イベントの喧騒は身を潜め、日常が出迎えてくれるいつもの日々が来るだろう。
私は初音ミクV4Xを起動した。
曲を書ける当てもないし、書き上げたこともなかった、買って眠らせたままだったV4Xを起動した。
経験が語るようにへたくそな歌しか紡げない。保存しないままPCをシャットダウンした。
喪失感に身を任せてはいけないな、そう感じていました。
私も一端のクリエイター、明日が今日に書き換わる限り前に進まないといけません。
後ろには足跡だけを残していけ。必要な時に立ち返られるように。
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