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アバターマーケット後の販売と需要・素人分析

clusterでアバターマーケットが4/25-5/29の間、開催されていました。

私も例年の如く出展しました。このnoteは、販売傾向と「売れやすさ」とか「買いやすさ」に関するお話です。
このnoteは拝金主義的思考は一切ないことを留意してください。誰しもアバターを制作・販売する立場なら多くの方に使ってもらいたいですよね。
また、この分析は肌感覚、主観、実際にアバターマーケットに入り浸っての経験に基づいて構築されています。「私ならこうする」という意見の塊ですので鵜呑みにしてはいけません。


主題:基礎的な情報

まず基本情報。
アバターマーケットは4/25のものを除き、一週間の間の「木-日」曜日、19-23時の開催。
また、5/25 19:00- 5/29 23:59はアバターマーケットの全会場が公開されました。
日替わり開催ということで会場まで行かなければどんなアバターを販売しているか分からず(公式からではサークル名とサークルアイコンのみ確認できる)、確認するにはtwitterで #アバターマーケット のタグを使い探し回る必要がありました。
最低設定価格は500㏄(1㏄≒1円)、最高設定価格は50000㏄。
最終的な出展販売者数は…230人弱。後に日付になればなるほど一日当たりの出展数が増えていきました(6人→20人弱)
㏄の購入はクレジットカード(Vプリカも可)、およびデビットカードで可能。アプリ版(iOS、Android)での課金による入手も可能ですが若干目減りします。最低購入㏄は290円分。

また、5/29終了後に販売レポートが届くようになっていました。
最終的な販売数と売り上げが記されたメールが届くようになっていました。
私の場合はこんな感じ(一部抜粋)。

単純にアバタークリエイターとして売り上げが伸びるだろうなアバターの推測、主観による所感

今回の販売アバター群として人気だったものとして、3種類の傾向があったと推測できます。

外観面での特徴

 A.ギミック系アバター。
cluster特有の「アイコン/アイコンの色を取得する」を使用してユーザー毎にアバターカラーが変わるアバター、

VRMspringboneの設定を応用したアバター、

VRM/mtoonのUVスクロールを利用した疑似アニメーションを使用したアバター

上記のものがひとつ。

 B.ネタ全振りのアバター。ios,androidから利用するユーザーも多いclusterでは別に両手が稼働することはさほど重要ではありません。コメント機能の存在によりボイスチャット機能を使わないユーザーも結構いますね。
ましてや、人型である重要性も薄いです。
表情機能を使用してアバターの形状自体を変更できるようにしたり、A.のギミックと組み合わせて…なんてものもありましたね。

 C.カワイイなアバター。カワイイなのは有史以来有効だって古事記にも書いてあるから仕方ないですよね。
と冗談は置いておいて、一目見て「他とは違う可愛さ」、アバターメイカーやREALITYアバターでは出せない独自で汎用性の高いアバターが人気でした。

価格による特徴、および期間との関係

売れやすい価格帯を推定する前に、ひとつ参考にするサイトがあります。
clusterに先行して「アバターの利用権」をユーザー間で売買できる機能を持つバーチャルキャストのTHE SEED ONLINEですね。

ここの「キャラクター一覧」を価格の高い順に入れ替えると…、大まかに1000VCC(1VCC=1円)、500VCC、300VCC、200VCC、100VCC、0VCC(大多数)
となり、2000VCCを超えるユーザー販売アバターは数えるほどしかありません。

という例を提示したうえで、私の購入・販売経験も含め買いやすい・売れやすい価格帯というものを推定します(販売者の認知度がさほどでもない場合において)。
今回のアバターマーケットがちょっと特殊な例でしたのでそのままの転用はできないかもですけどね。

まず今回のアバターマーケットは一か月間開催され、中盤に差し掛かると中弛みを感じてきました。
加えて「次の日に販売されるアバターが分からない」という事態に、財布のひもが固くなっていた、というのもあるでしょう。公式で「最終週に全会場を公開する」という情報が最初から記載されていたにも関わらず、公式ツイートによって前述の情報が広く伝わるまで知りませんでした。

私が用意したアバターマーケット用予算は8000㏄。(何万円と予算を用意できるユーザーは特殊でしょうね)対して、販売されたアバター総数は230弱。
twitterで確認する以外にアバターの価格を知る方法は直接会場で確認するほかなく、分かりません。
皆魅力的なアバターなので、できれば欲しいものは全部欲しいですよね。

でも、予算は限られています。
数を揃えられて、皆が買いやすい価格。
上記の点から推測するに、1200-1500㏄程度が「固定ファンの大小」に関わらず売れやすい上限かな、と思います。いわゆる「性癖に刺さる」、「衝動買い出来る」最高ライン、かと。

私見

今回のアバターマーケットで私が販売したアバターは「クオリティアップ」して2400㏄で販売して5人の方にご購入いただきました。最初は1000㏄で販売予定でしたが、「クオリティに対して安すぎる」とのコメントを頂きましたので、見た目に関わる部分やアバター容量の削減を行い修正したのですが…、アバター購入者はそこまで見る人は少数派ですよね。

終わりに+宣伝

結論として1200-1500㏄台がいいかな、という論に落ち着いた私ですが、VRM/VRoidアバターとしてBOOTHで販売しているアバターは3500-5500円台で設定してるんですよね。
BOOTHで販売されているVRoidアバターの相場は2500円程度ですが、クオリティを突き詰める今までのアバターの価格は落としたくない所存。
そもそもVRoid衣装の上限幅が2000円近くになっている時点で、VRoidアバターの価格が横ばいで衣装の方が価格インフレしている、のでしょうか…
一応、情報密度を下げて買いやすくカワイイに極振りした「マスプロダクトインスタントカワイイ」シリーズの展開を始めているのですが、どうなるかな、といったところですね。
私もメインで使用しているVRoidStudioを使える人は「自分のアイデンティティ」を有する素体を持っていることが大半でしょうし、衣装の方が人気出ますよね。衣装も拡大してみましょうか。

あとは宣伝。アバターマーケットで販売したR_PANDORA_Terminalを再販しています。数割増しですが、VRMで何にでも使用できる緩い規約で販売しています。

また、このアバターの改造元はこちらになります。VRoidファイルでも購入できます。


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