見出し画像

チャイニーズ・ニューイヤーについて

シンガポールを含む中華圏においては2月1日(火)・2日(水)の2日間が「チャイニーズ・ニューイヤー」として祝日となっております。日本では1月1日の元旦に親戚などと集うのが習慣ですが、中華圏ではこの2月上旬に集まるのが慣習となっております。

またチャイニーズ・ニューイヤーの時期(だいたい1月の中頃)のシンガポールの街中においても干支をモチーフにした飾り付けやお正月関連の食材がスーパでもズラリと並んでおります。また昨年はコロナ禍の真っ只中出会ったため上記のイベントもこじんまりしていましたが、今年から徐々に活気を取り戻しつつある感じです。

画像4

画像1:チャイナタウンのイルミネーション

ここではチャイニーズ・ニューイヤーにおけるシンガポールの独自の習慣についていくつかピックアップしていきます。

その1 近所の隣人や友人にみかんを2個持っていき、帰るに2個みかんをもらう

前提として中華圏ではみかんはおめでたいと重用される縁起物であるため、みかんを相互に交換することは運気を高める効果があるとされています。そのためお友達や親戚などの家で集まる際も、各自みかんを2個ずつ持っていくのが習慣となっています。またみかんを赤色の紙袋入れて、その方に向けたメッセージを添えて渡すこともできます。

個人的には当初みかんを友人などのおうちに持っていき交換することに対して少し違和感がありました笑 ただシンガポールではこれが毎年の恒例の行事となっております。

画像4

画像2

その2 ローヘイ、ローヘイ!と言いながら魚生(ユーシェン)をすくい上げる

魚生とは、大皿の上に胡瓜や人参、大根、生姜など野菜の千切りに胡麻やピーナツを混ぜ合わせたもので、中華圏では金運・健康運・仕事運を象徴する料理です。またみんなでこちらの具材をかき回せながらローヘイと言いながらはしですくい上げるのが特徴です。このすくい上げる動作は大漁と意味のため、金運を高めるとして知られているためです。


画像3

画像3:魚生のすくいあげ


その3 赤色をモチーフとした装飾

このシーズンにおけるメインの色調は赤色となっており、家内での装飾品、子供や親戚に配るお年玉(ホンバオ)の紙袋、人々が身にまとう衣類も赤色となっています。そのためこの時期はシンガポールの街中を散策していると赤色の装飾品がよく目に留まります笑

画像3

画像4:チャイニーズ・ニューイヤーの装飾品

今回はシンガポールにおけるチャイニーズ・ニューイヤーについてを紹介させていただきました!




いいなと思ったら応援しよう!

上田一輝|Ueda Ikki
サポート頂いたお金については、記事の質を高めるためのインプットやマーケティング活動等に使わせていただきます。ご支援頂ければ幸いです!