「ベトナム観光業」 基礎知識とマーケット事情についての解説
statistaの「Number of international visitor arrivals in Vietnam from 2016 to 2023」によると、2023年のベトナム国内における外国人旅行客は1260万人です。2022年の旅行客である366万人と比較すると344%ほど上昇したこととなります。
また、同機関の「Number of international tourist arrivals (ITA) in Vietnam in 2023, by country and territory」によれば、同年の国別の旅行客において、1位が韓国で360万人、次に173万2千人の中国、3位 台湾で851万人となります。
まず、東南アジアの中でもベトナムは、円安の中でも旅行をしやすい国として日本のメディアにも度々紹介されています。実際にベトナムは、食事、交通、宿泊などの旅行コストが比較的低いため、予算を抑えた旅行が可能です。
一方でベトナムはコストパフォーマンス良く旅行できるだけでなく、世界から観光業のクオリティも認められています。前提として、ベトナムには8つのユネスコ世界遺産があり、内訳は世界遺産が5つ、自然遺産2つ、複合資産1つとなります。
ワールド・トラベル・アワード(World Travel Awards)から、ベトナムの観光業は19部門が受賞されています。こちらは、世界の観光をリードするホテルやリゾート、航空会社、旅行会社などに贈られる賞です。
また、ベトナムのリゾート地の開発はここ数年で急速に進んでおり、観光業の成長に寄与しています。例えば、ホーチミン市周辺には、ビジネスと観光の集積地としてリゾート開発が進んでいます。統合された大型リゾート・エンターテインメント施設が建設され始めています。
今回はそんなベトナム観光業の基礎知識とマーケット事情について深堀していきます。ベトナム市場をビジネス目的で把握されている方のみならず、観光目的としても役立つ情報も記載しています。
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