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日本に一時帰国して感じたこと

現在私はシンガポール のIT企業で就労していて、約2年ぶりに先日一週間ほど日本に帰国をしました。やはり日本のサービスの質の高さとお手頃価格の食の質は他の国では体感できないものがあると改めて感じました。

1つ目の日本ならではのサービスの質とは、個人的には日本ならではのきめ細やかな配慮があるを示しています。例えばタクシーに乗るときに重そうな荷物があった際に、運転手さんがいち早くトランクに荷物を預けることなどです。私自身海外には約6年ほど住んでいますが、海外と比較しても日本のサービス精神はダントツで丁寧かつ礼儀正しさがあると感じています。

2つ目は日本では質の高い食がお手頃価格で至るところで手に入るところです。前提としてシンガポールでも多くの日本食を販売しているお店があって、現地のスーパーでも日本食全般を購入することはできます。ただしシンガポール では日本と同一の食品(冷凍唐揚げや納豆など)も数割価格が増しているのが一般的です。

一方で現在は円安が進行しているため、海外(特にドルを使用する国)から見た場合は日本円の価値が下がっているのにも日本での食の価格にも関連しています。私がシンガポールに移住した2020年3月のときの1シンガポールドル当たりの円は80円くらいの水準でしたが、現在の2022年5月時点でのレートでは93円ほどです。例えばコロナ当初では日本でのあるアンパンの定価が80円だとしたら、現在同じ価格で1シンガポール ドルから円に転換して購入した場合は13円のお釣りが返ってきます。つまり近年は海外からのドルを円に交換した場合には、以前よりも日本円が多く手に入りやすい状態となっています。

私自身は中立的な立場ですが、この2つの内容は賛否両論されるものテーマでもあります。1つ目の日本のサービスの質の高さはお客さんをもてなす側の方からすれば、過剰なサービスであって負荷がかかりやすいことなどです。2つ目の食の利便性については以前と比べても海外から日本は物価が安い国として認識され始めていて、これでは日本の経済的発展につながりにくいのではという声もよく聞くようになりました。

最後に私の感想としては2年ぶりに日本に帰ってみて、日本ならではのサービスの高さを味わるができてホッとしたのが正直なところでした。今後は日本の良さを発見することで、微力ながら海外の人に向けて日本の良さを伝えていき、日本に対してできることを探していきたいです。


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上田一輝|Ueda Ikki
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