もり りん

もう1つの名前。夜とつながる朝。

もり りん

もう1つの名前。夜とつながる朝。

最近の記事

女性のドアをノックする

社会は急速に ダイバーシティーを推奨しだしている。 ジェンダー差別をなくそう。 より女性が働きやすい環境づくりを。 世界でその実現が遅れている日本企業の一画で、 私も働いている。 とはいえ、 普段働いている中で差別を認識をすることは稀だ。 まるで、『取手が付いていないドア』は、『ただの壁』であるように。 しかし、『女性のドア』は 何の前触れも無く、荒々しくノックされる。 それは、初めてお会いする旦那の上司からだった。 「男はさ、ビジョンを持って、それを実現する

    • 『希望』という名のシュークリームの中の空洞

      シュークリームを食べる。 重要なのは、シュークリームの中の『想像』だ。 中いっぱいにクリームが詰まっているのか、 それとも クリームは半分以下で、そこに空洞が広がっているのか。 後者だった時の、絶望感。 それでは、もともと空洞をイメージして食べれば良い。 だがしかし、 クリームいっぱいが広がる風景を期待し想像してしまうのが人間だ。 つまり、 クリームは希望の象徴で、空洞は絶望の象徴だ。 ならばいっその事 シューがペチャンコになり、クリームと密に接したら希望が生まれる

      • ドロンドロップ

        落としものをひろう感覚で 拾って、戻していく作業。 それは、私にしか意味がないけれど、 それでいい。 それが、悲しいことだとしても 綺麗じゃないものでも 私には価値のある、物語たち。 バラバラになっても掻き集めて、 足元にちゃんと敷いていくんだよ。 ロンドロップ

        • モトハカラッポ

          心はもとは空っぽだ。もとは何もない ポカリとあいた、宇宙のような空間 なんの色でもなく、かたちでもなく 手触りも匂いもない 意味なんてなかった そこに他人からの言葉が投げ込まれる 「いい子ね」 「かっこいい」 「かわいい」 「だめだ」 「気持ち悪い」 色んな言葉が、こころの宇宙に、投下される 意味なんてなかったものが 感情が沸き上がり沸騰して、感情で味付けされて 固形の物質へと変化する それが人格 自分の宇宙で勝手に調理して出来上がった 外面という、『仮面』