在感情的深处

気持ちの深みに 降り立つときの静けさ
誰もいない野に膝をつくときも
春の夜に見る夢も
すべてはつながり
ひとつの線になって
境界線の淡くぼやけた螺旋のつらなりを
ただ追いかけて
ほどける前の結び目を探している

ゆるやかな流れに身をまかせて
ふと春の野辺に降り立つときは
明け方近くの夜露をまとった花も静かに濡れて
柔らかな夜が明けるのを待ち
光の中に揺れるつぼみを思っている
春の野辺は ただ明るい