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第一子出産レポ│高位破水して陣痛促進剤打って吸引分娩。でも無事生まれたので安産ということで。

これまで3回にわたって、第一子の妊娠判明~妊娠中のことを書いてきました。

今回はその後の、出産の時のことについて書いていこうと思います。
それなりに壮絶だったので、生々しい表現が苦手な方は要注意でお願いします。

予定日1週間超過して焦る。

前回の妊娠後期の記事でも書きましたが、産休に入った頃に「切迫早産気味なので自宅安静で」と言われたため、産休に入ってからはあまり動かないように養生して過ごしていました。
その後、無事生産期に入っていつ産まれてもOK!となり普通に動き出したものの、なかなか産まれる気配がありませんでした。

「まだ産まれちゃだめだからなるべく動くな!」から、「もう動け動け!」への転換。
理不尽だ…と思いいつつ、とうとう出産予定日も過ぎてしまいました。

初産だと予定日を過ぎることはよくあるらしいんですが、夜には「前駆陣痛」という、本陣痛ではないけど陣痛みたいな感じでお腹が痛くなる現象があって辛く。

お腹が重いから体が重くてずっとだるく。

そして最後気を抜いためか体重がぐっと増えるしで、焦る焦る。

そんな中、出産予定日から一週間ほど過ぎた妊婦健診(金曜日)のとき、先生から
「この週末に来そうですね」
と言われました。

これはおしるし?陣痛?もしかして破水??

そして先生の言った通り、翌朝、土曜日の早朝(深夜)に強めの腹痛と少量の出血が。

「おしるしかな?」と思いながら痛みの間隔をアプリで計ってたんですが、5分間隔にはならず、「まぁ朝になってからでいっか」と思いつつ、うとうとしていました。

うとうとしつつスマホで調べてたら、破水してる可能性も浮上してきたので、朝になって一応病院に電話。
すると「病院に来てください」と言われれたので、夫の運転で病院へ。
入院用に用意していたセットも持っていきました。

診察を受けると、「高位破水してますね」とのことでそのまま入院。

ちなみに通常の破水の場合だとだと赤ちゃんが入ってる袋の下のほうで破れて一気に羊水がどばっと出るんですが、「高位破水」というのは袋の上のほうが破れて、少しずつ羊水が出てしまっている状態です。
そのまま本陣痛が来ると出産になります。

でも高位破水したまま陣痛が来ず、ただ羊水が減っていくだけだと、羊水が無くなってしまって赤ちゃんに危険がある。
なので、高位破水した場合は、そのまま入院して、経過観察をすることになるらしい。

私の場合、その後も本陣痛は来ず、入院してしばらく経つと、朝はあった痛みがまったく無くなってしまいました。

そのまま、日中は陣痛が来るのを待ちつつ、病室で過ごしてました。

弱めの陣痛に耐えること一晩…

土曜日の夜になって痛みが出てきて強くなったので、ナースコールしてLDS(分娩室)に移動しました。

でも、それからもなかなか陣痛は強くならず…でも痛みはきつくて眠れず。

あの夜の時間しんどかったなぁ…。

夫が部屋の端にある畳スペースで眠っていたのですが、「付き添ってくれてありがたい」と思う反面、「なんで私だけこんなにつらい思いしなきゃいけないんだズルい…」と正直思ってましたね。

その後、日が変わって日曜日になってもなかなか陣痛が強まらず。

結局、陣痛促進剤という陣痛を起こす(強める)薬を打つことになりました。
点滴みたいな感じで入れていきます。

促進剤を入れ始めてから徐々に痛みが強まっていくんですが、そこからも分娩に至るまで時間がかかり、痛みにただただ耐えるしかなく、だんだん体力も減っていく…。

あの時間しんどかったなぁ…(2回目)

ようやく本番。出産です。

で、夕方になってやっと子宮口が開いたみたいで、
助産師さんから「痛みがきたらいきんでいいですよー」と言われてようやく出産の本番がスタート。

ちなみに、「大声出さず静かに産みたいなぁ~」などと思っていたのですが、そんなのは夢のまた夢、でした。(変なこと叫んだり暴れたりはしなかったけど。)

なかなか赤ちゃんが下りてきてくれなくて、どんどん促進剤が増やされていき、私の体力もやばくなっていきました。

朦朧とする意識の中で、先生が
「このままだともしかしたらカイザー(帝王切開)しないとだめかも…でも今日手術は無理だなぁ…」
というようなことを言っているのが聞こえて、
「えっ!ここまで耐えたのにそれは絶対いやだ!絶対このまま産む!!!」と強ーく思ったのを覚えています。

最終的には、スタッフさん総出で集まってくれて、上に乗られてお腹を押され、さらには吸引もされて、意識は朦朧となってたのであまり記憶もないんですが、なんやかんやされて、なんとか無事産まれました!

めちゃくちゃうれしかったです。ほんとに。

「生まれたばっかりの赤ちゃんは顔くしゃくしゃであんまりかわいくない」という話も聞いていましたが、いや、ほんと、ようやく会えたわが子は、誕生した瞬間から、もうめちゃくちゃかわいかったです。

このときの出産の痛みというのは、
「この痛みに耐えられたからには、これからたいていの痛みには耐えられるな…」
と思うような痛みでして、私は特に時間がかかって体力も消耗したし、促進剤を使ったこともあって、本当に大変でした。
(※たぶん人によります。もっと楽な人もいれば、もっと大変な人もいるはず。)

でも、いい経験したなぁとは思います。

大変でしたが、母子ともに何事もなく、無事に産まれた。それだけでもう「安産」です。

ちなみに出産直後は
「もし次に産むことがあるならぜったい無痛分娩にする!」
と思っていたはずなんですが、だんだん記憶というのは薄れて美化されていくもので、徐々に痛みや辛さの記憶は忘れ、出産の達成感と幸福感だけが残っています。
まぁそうじゃないと、何人も産もうと思わないよね…。

そしてこれだけは確実に言えるんですが、自分の子どもは出産前に想像してたより、ずーーーーっとかわいかったです!

(産後の話に続く)


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