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腕時計と宇宙

昨日は「仕事をしない日」とし、パソコンも極力見ずに、読書や散歩などをして過ごした。

ゆっくりした時間を過ごしていると、唐突に、「時計ってどんな原理で正確な時を刻んでいるのか」と気になり、YouTubeで時計の仕組みについて調べた。
機械式時計は、手で巻かれて緊張したネジが「もとに戻ろうとする力」が動力源であり、歯車を動かす。その途中でフリコのような部品が、その回転力を「往復する力」に変換し、それが歯車のスピードを保つ装置として働くらしかった。

ほんの小さなパーツが、力の向く方向を変え、歯車が正確に回転し、時を刻むという「力の循環」が、とても美しいなーと感じた。

そんな午後を過ごしていると、お世話になっている方からデザイン案件のご依頼を頂いた。とても有難い。

肩の力を抜いてたはずなのに、その力は別の形にいつのまにか変換されていたな、と感じる。

普段から宇宙のあらゆる仕事、出来事に”運動する力”が働いているなら、それを等速直線運動として維持しようとするだけではなく、
たまに別ベクトルの力に変換すると、またあたらしいものとして自分のもとに帰って来るのかもしれないなーと感じた。

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