【ネタバレ無】ONE PIECE実写版【全話見感想】
こんにちは。
Netflixにて、ONE PIECE実写版が全8話公開されましたね!
見ました!!
予告公開から、長いこと不安と期待が入り混じっていたけど、総じてめっちゃ楽しかった!!
ネタバレを極力避けつつ感想を述べたいと思います。(とはいえストーリー改変などのネタバレを微妙に含みます)
アクションシーンの爽快感
予告編では割と不安だったアクションシーンも、かなりカッコよかった!!!(いや、あの予告で切り抜かれたシーンだけ見てたら誰でも不安になると思う)
涼しい顔して無双する新田真剣佑がめっちゃゾロだったし、サンジの脚技はセクシーで激しい。
実写にしたら面白くなっちゃわない…?大丈夫?と思っていた三刀流の殺陣も、刀を抜く所作まで美しく描く(親指で柄を少し上げ、他4本で持ち変えて抜刀)ことで、説得力を伴ったアクションになっており、とてもよかった。。
ただ正直、全体的にヌルヌルした感じというか「なんか動きが遅いな…」と感じた。
でも、ONE PIECEのバトルシーンってスピード感というよりも「一発の深み」に重きが置かれていると思うし、むしろそれらが上手く表されている気がする。
デフォルメ度の調整が見事
ストーリー構成と台詞回しにおいては、デフォルメとシリアスのバランスがかなり調整されており、原作のようなぶっ飛んだカタルシスは抑え気味だった。ルフィはかなり常識人だし、ナミやゾロに対しても結構理知的な受け答えをする。
適度に空気を読むし、原作では絶対言わない台詞が大多数。あとなんか普通に弱くてすぐ吹き飛ばされる。
しかし、太陽のように暖かくて朗らかで、海賊への強い憧れと信念を持つ若者。友達の夢には本人と同じくらい向き合い、相手が命を賭けた選択を迫られる場面であっても、相手の夢は絶対に邪魔しない。
その等身大で真っ直ぐな姿が、ものすごく好きになってしまった。イニャキ・ゴドイありがとう。。
現実世界にいるゴム人間のキモさ
全体的に、現実的な質感がとても良かった。
僕が好きだったのは、フーシャ村の酒場でルフィの手がはじめて伸びるのを見ても、漫画のようなオーバーリアクションではなく「……………え………?(ドン引き)」ってなる、生々しい感じ。
現実世界に、急に全身がゴムになっちゃった子どもがいたら、確かにそうなるよな…というグロテスクさ。肌色のゴムっぽさの質感も、なんかしっかりキモくて、良い。
原作からの改変も絶妙
原作からの改変もかなり大胆でしたが、とても好き。ただ単に「時間が限られているから削る」のではなく、約8時間の中で彼ら5人を再び出会わせるという中で産まれる、原作にはないifの絡みも、非常にヒリヒリして良い。
例えばカヤとナミの2人だけの(結構長めの)会話シーンがあるが「有り余る富を持つ病弱の娘 & 村のために盗みを働く泥棒」という、原作にはなかった対比構図を作られている。ナミという掴みどころのない人物像を掘り下げることになっていた。
原作を愛する層こそを沸き立たせるような、「こことここが!?」というような会話劇が多々あり、物語に深みを持たせている。そういった”再解釈版イーストブルー”という面でも、とても好き。
キャスティングについて
細かなキャスティングにも意図を感じた。5人のハマりっぷりは言わずもがな、くいな、ベルメールなどフィジカルの強い女性たちは「現実世界にいたらこんな感じだろうな」を忠実再現していると思う。特に、幼少ゾロに容赦なく真剣で切り掛かってくる、強さのみを追い求めるくいなの眼差しは、超好き。
キングダムで、信と漂の別れに涙したのと似た感覚。もし、くいながナタリー・ポートマンみたいな美少女がやってしまっていたら、全く違った感覚になっていただろうと思う。
マキノさんは受け入れるのに時間がかかったけど…山賊や海賊が群雄割拠する時代に酒場なんか経営してたら、そりゃああいう豪傑のような感じにもなるわな、と納得しようと思う。
続編希望
実写の中の世界がとても好きになった。
不安になりながらも楽しみに待ってて良かった。。。
予告を見てあれこれ考えるのも含めて楽しかったです!ありがとうございました!!
アラバスタも制作されるといいなーーーーーー
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