柴チェラー スペシャル(街コン編)

異常独身貴族のアラサーがマッチングアプリで運命の相手を探す大人気(?)シリーズ、柴チェラー。今回はアプリではなく街コンに参戦してみた記録だ。

まさかそれが、人生を変えてしまうとは露知らず─────。

参加した街コン

イベント

カス。荒稼ぎのやっつけ仕事過ぎる。和柴でも同予算、同リソースでももうちょっと良いイベントが企画できる。なんと運営一人でワンオペだった。徹底した低予算運営については感心する部分があるとも言えた。

年齢層

男女とも(見た目だけでも)20〜27はおらず、女性は28〜35、男性は33〜40といったところだった。見た目が27の自分が一番若く見えた。ちなみに、女性の方が多かった。

参加男性層

容姿、ほぼ全員が終わっていた。ぼくが一番かっこよかったし、ぼくをこの場に誘った先輩が2番目にかっこよかった。もとの顔や身長は然る事ながら、2人ぐらいを除いてほとんどの男性が、「歳食ってる」「オシャレしてない」「容姿整えようとしてない」全然みんなダメだった。そら女性側もテンション下がるわ…

参加女性層

普通のOLって感じの女性が多かった。誰からも"可愛い"って言われてそうな容姿の女性は2人ほど(後述)しかおらず、またこの場を盛り上げようと積極的に話す女性もまた1人しかいなかった。故に、場の盛り上がりは男性側のトークスキルに完全に依存していた。

誰からも"可愛い"って言われてそうな容姿の女性

前述のうち1人は男ウケ良さそうな感じ。その女性は終始つまらなさそうにしていた。確かに男性のレベルの低さを見てるとガッカリする気持ちもわかるが、そもそも「なんでこんなとこ来たん?」って感じだし、「お前何しに来たん?HUBでナンパ待ちでもしてろや、お高く止まってんちゃうぞ」と全男性参加者を代表して内心ブチギレていた。

形式

6人掛けのテーブルに女の子が3人座っていて、男性3人が15分毎にテーブルを替わっていくスタイル。交替3分前にLINE交換しようタイム”のアナウンスがある。8テーブルあるので8セッション、2時間。
男性側はこのたまたま一緒になった3人でのトークスキルの合計値に全ての運がかかる。

柴チェラー本編

episode.1「人数調整」

1セッション目にて手探りでトークを開始、場が温まってきた頃に運営(ワンオペ)から「このテーブル男性ばっかですね」「あっちのグループ入ってください」と言われもう一つのテーブルに移動する。移動先では自分が自己紹介しただけで終わり、2セッション計6名の女性と連絡先交換の機会を逃すことに。

これが伏線となるとは思いもしないのである─────

episode.2「ド本命」

4セッション目。正直この中で一番可愛くない?という女の子のいるテーブルである。この方はNさんという。何が、と訊かれると上手く説明できないのだが、女優の吉岡里帆さんか、上白石萌歌さんに似ている。

「趣味、食べること…ですかね笑」
「ここ(会場のお店)焼き立てパンが売りらしいんですよ!半分くらいはコレが楽しみで来たんですよね〜!笑 取りに行きましょ!?」

いや、ほんまに可愛いなこの人…この会場はNさんが全部持ってくでしょ………

和柴は勤務先をボカして自己紹介していたのだが、Nさんにはあるきっかけでバレてしまう。
Nさんとのその後は、また別の話で。

episode.3「同チームの男性」

Nさんの回以外はただひたすら会話を盛り上げるのに徹していたが、それ以外のセッションではほとんど壁役に徹していた。
この場では、(相対的にとは言え)容姿の時点で自分のモテabilityが高過ぎるので、婚活市場ではそこそこ強くなってしまう自分の勤務先も極力伏せた。ヘイトを買わないことも我々の職責のうち─────弊社の職員はニンジャでもあるのだ。

航海士(35)が無限に喋るし、珍しい「船乗りという職業」で場の話題をかっさらうので、ずっとそれを盛り上げたり、話をより広げたり、黙っている人を巻き込んだりするなどサポートに徹していた。

もう一人、ヒカキンに似たプログラマ(37)はよくわからなかった。全然喋らないし。バイブスがねぇヤツはとっとと帰れ

episode.4「さっきのお姉さん」

1、2セッションで連絡先交換を誰ともしなかった和柴、最終の8セッション目(お高く止まってる女のテーブルだった)が終わり、帰ろうと立ち上がったとき、後ろのテーブルの女性と肩が触れる。2セッション目で向かいに座っていた女性だった。女優のMEGUMIさんに似ている。

8セッション目を迎えた時に、隣に座っていたのであろう男性が「〜の方に行こうかと思ってて、」等と話している。アフターに誘ったようで、一緒に行くみたいだ。なんだそりゃ〜?楽しそうでいいなぁ~?

ま、ぼくは初めての街コンだったし、勉強にはなったかな?さーて、帰りましょうかねぇ─────

「最初の、シズカさんですよね?」

ぼく!?話し掛けて来た!?

「さっき座っただけで移動になっちゃいましたよね。連絡先交換しませんか?」

ほぇ〜!?30秒しか喋ってないのに?!
承認欲求甚だ満たされ、自己肯定感爆アガりである。

その男性の立場よ。立つ瀬無いじゃないですか。勇気を出して誘った相手が、自分と2人になる話をしてるのにちょっと遮って、会場で一番かっこよくて若い男の子に、わざわざ連絡先を交換しようと、目の前で話し掛けているんですから。

オホ〜ホホホホ…愉悦愉悦─────

(しかもこのあとNさんからもLINEが来るのである。)
大満足で帰路に就いた和柴であった。

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