チームラボにやられた。僕らも作品なのだ
先日は、チームラボ・アートミュージアム「ボーダレス」に行ってきました。
入ると一面、幻想的な赤い花がたなびき、まるで夢の世界に入り込んだような気持ちになります。
人工的に作られたデコボコが映像と重なり合って、
山から流れるしなやかな水の流れを演出してくれます。
そのてっぺんで写真を撮っていると、
思いがけず、本物の子供達が登るハプニングに、微笑む。
しかし、写真で見ると子供達すらも神秘的に思え、不思議な空間です。
ランタンがいくつも並んでいる空間では、
ゆっくりと色が赤から青、そしてオレンジへと変わって行き、
変わっていくまでの時間を想い、時の尊さに気付かされます。
何気なく行列に並び、待っていると、
壁に小さな魚がワッとやってきました。
綺麗なその魚の集団は、なんと僕らが手をかざすと、
そこに集まってきます。はしゃいでしまう。
子供の頃に、生き物と戯れていたような童心に帰る瞬間です。
壁の絵は僕らの行動に合わせて変化していたのです。
そして、数々のアートはちゃんと僕らを認識してくれて、
そこに小さな感動を覚えます。ああ僕らの存在そのものもアートなのだと。
際限ないボーダレスは、
空間もアートも僕らと一体化することで、
逆説的ではあるけど、僕らという個の存在の偉大さに気づかせたのでした。
素晴らしい空間、ぜひ行ってみて欲しい。
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