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シン・エヴァンゲリオン観ての感想 (ネタバレあり)

2021年3月8日(月)

エヴァンゲリオンのファンとなり20年以上となってここまで長年愛される作品に出会えた事、TV版 旧劇場版 漫画版 そして新たに作り出された新劇場版 公開延期、緊急事態宣言などをへてようやくの公開となり完結させてくれた制作者陣の皆様に感謝しかありません

25年の間の中でエヴァの呪縛とも言われ続けていたモヤモヤしていた気持ちから解放された人達も多いのではないだろうか?

自分は公開初日に鑑賞して観終わった後にようやく完結したという満足感と寂しさが混ざり合ったなんとも言えない感情になってた

ストーリーは前作のQではかなり難解かつ戸惑いが隠せないような展開で初めて観た時はエヴァンゲリオンのモヤモヤはさらに深まってしまったのが印象です

しかし今回のシン・エヴァンゲリオンでは今まで広げられいた風呂敷をしっかりと畳んでくれた部分もあり、安心して観終える事ができると思います

再生 前進 復活 成長 今回の映画で自分が感じた事でした

物語の冒頭でシンジ達は「第三村」いう場所でしばらく過ごすことになります、そこには死んだと思っていたかつての同級生たちトウジ ケンスケ ヒカリがいました

この第三村で生きる村人たちはニアサードインパクト後の中たくましく必死に生きています、この演出では我々現実世界の自然災害で復興して頑張って生きている人達にたいして応援のメッセージがあるのではないかと感じました

そして何よりも主人公のシンジの成長がこのシンで大きく描かれています、今までは自分の意志ではなかなか物事を決める事もできない

その中で立ち向かい奮闘する事もありましたが他人と関わることを恐れそれにより傷つく事から逃げ続ていました

しかし今作では序盤はまで前作からの精神的ダメージも大きくしばらくは鬱シンジが続きます

物語が進むにつれてシンジは今まで自分が向き合おうとしなかった親子の問題 自分の心の弱さの部分と向き合い徐々に少年から大人へとなっていく、この姿を観ていた時に「あーシンジは前に進んで大人になったなぁ、、、」とまるで親心のような気持ちになりました

エヴァンゲリオンという物語はロボット出てきて敵と戦い世界を救うという事に重点は置いていないと思って観ていました

もちろんエヴァ達はカッコイイし戦闘シーンも大好きですが、個人的には序破Qシンを起承転結で表すなら破Qの部分で十分満足できるほどの戦闘シーンは観れていたのも理由の一つです

あくまでも人類補完計画というものが主体となりそれがストーリーが進んでいるわけで、その計画を阻止するために敵と呼ばれる使徒と戦うエヴァが作品のエッセンスになっていました

今作のシンを観に行った時にも迫力がある戦闘シーンが沢山観たいとかよりも、キャラクター達の今まで悩み続けていた問題などの終着点がどんなものになるのかとにかく楽しみでした

そしてその思いは救われました

それぞれ観た人達の気持は様々だと思います、最後シンジは2大ヒロインでもあったレイ アスカではなく新劇場版で新たに追加されたマリと結ばれエンディングを迎えることになります

それは最後シンジが望んだエヴァの無い世界

その新しい世界を一緒に歩んでいくパートナーとしてマリが選ばれた事が再生 復活 前進 成長に繋がるのではないかと思います

完結したことできっとこれからもエヴァは長く愛されもっと考察なども広がり楽しみ方は∞となりました

25年間ありがとう、エヴァンゲリオン

さようなら、すべてのエヴァンゲリオン


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