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「むしゃくしゃ」は自分と向き合うチャンスだった

 最近感じる「むしゃくしゃ」が火照りとセットでやってきたりするので、「ただの!」更年期にかかわるものだろうと思って、以前になぜか買っていた「命の母」(買った頃は、たんなる睡眠不足から諸症状が出ていただけで、更年期、、、ではなかったと今になっては思う)を飲んでみたりしていた。

 それと、長い間私は家にある「浪費の結果ため込んだモノ」を見ていて溜息をつき、こんなに家がすっきりしないからむしゃくしゃするんだと思ってもいた。仕事の効率もよくないし、キャパ小さいしなあ、私、と日々の働き方をネガティブにとらえていた。

 今朝朝食を作りながらリビングを見ていて、ふと、これまでにも思ったことがあることが心の中でドーンと啓示のように響いた。啓示っておおげさだけれど、ほんとうにそういうレベルの衝撃を感じた。文字にすると大したことのない内容なんだけれど。それは「この家の中を整えたり、家具をそろえたりしたのは、ほぼ自分なのだ。自分にはこれだけのエネルギーがあるんだ」ということだった。家の中の状況を、無駄遣いの結果がたくさんあるとみるのか、自分や家族が過ごす場を整えているとみるのか、それだけの違いなのだった。

 むしゃくしゃしているコンディションって、「よくない」状況だけれど、それでも「どうしてこんなにむしゃくしゃするのだ」と思いながら、自分の言動や心の動きを一つひとつ点検する中で、「ネガティブな面ばかりに目を向けていた自分」に気づき、自分がこれまでやり遂げてきたことに目を向けられたことはよかったと思う。

「気づき」は、自分にとって大きなパワーの源だ。「むしゃくしゃ」期間、その「むしゃくしゃ」にどっぷりハマると楽しくなくなってしまうけれど、ポジティブさが全面に出ている時期では気づかない側面に目を向けられるのが「むしゃくしゃ」期のいいところだと思う。

「気づき」の瞬間の楽しさ、嬉しさがあると思えば、今後の「むしゃくしゃ」期もなんとか過ごせそうだ。

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