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「辛口」の友人

 地域住民として学校運営協議会や学校評価などに関わる方のなかには、様々なタイプがいる。

・「昔の学校はこうだった」「ウチの娘が通っていた頃の先生は」等々と、昔話に終始するタイプ

・「子どもたちの挨拶ができていない」「通学路の歩き方が悪い」など、マイナス面ばかりを指摘するタイプ

・地域のお祭りや防災訓練、運動会などへの子どもや教職員の参加状況をやたらと気にするタイプ

・「先生方も大変ですね〜」と言いながらも、特に具体的なことは言わないタイプ

 ・・・構成メンバーがこういうタイプの方々ばかりだと、建設的な話し合いをすることはなかなか難しい。

 学校評価に関する研究が専門の福本みちよ教授(東京学芸大学)は、学校運営協議会や学校評価に関わる者には、次のようなタイプが適していると語っている。

学校にとって「耳の痛いこと」を指摘してくれる「辛口」の友人

 まさに至言である。


 西野カナの『Best Friend』の歌詞にこんな一節がある。

嬉しい時は自分の事みたいに喜んでくれて
ダメな時はちゃんと叱ってくれる存在

 地域住民のなかにこういう「友人」がいてくれたら、学校にとっては理想的だといえるだろう。

 ・・・ダメな時だけでなく、何でもかんでも叱ってくる人ならば大勢いるのだが。

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