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シャッターの下りた「まち」
先日、自宅から徒歩圏内にある商店街を数年ぶりに訪れてみて驚かされた。買い物客の姿はほとんど見当たらず、店の多くがシャッターを下ろしていたのだ。平日の昼間だとはいえ、それはあまりにも閑散とした光景だった。
この商店街の周囲には、市内でも有数の大規模な団地がある。毎年夏には商店街独自の納涼祭が開催されていて、我が子が小さかったころには何度か顔を出したものだ。毎回、多くの人々で賑わっていたという印象が強い。
・・・近年、この団地では高齢化が進み、空き室が増えているという話は聞いていたが、それでもこの光景は驚きだった。
ちなみに、私が住んでいるのは首都圏の政令市である。
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民間の有識者グループ「人口戦略会議」は、日本全体の4割にあたる744の自治体で、2050年までに20代から30代の女性の人口が半減し、「最終的には消滅する可能性がある」という分析結果を公表している。
日本全体の人口が減少していく中で、都市部への人の流出が続いていくのであれば、そういう未来が待ち受けているのかもしれない。
そればかりではなく、同じ自治体の中でも人が集中する地域とそれ以外との二極化が進行していくに違いないだろう。
近未来の日本は、そして自分たちが生活している「まち」はどうなっていくのか? 学校関係者にとっても、それは「自分ごと」の問題であるはずだ。