ファミリーデー(家族の日)
近年、様々な企業が行っている「ファミリーデー」は、従業員の家族を職場に招待し、その職場の雰囲気や環境を体験してもらうためのイベントである。
この「ファミリーデー」の主たる目的は、従業員たちとその家族とのコミュニケーションを深めることだ。また、家族が従業員の働いている環境を理解することで、職場でのストレスや労働環境に対する理解を深めることも期待されているという。
具体的な「ファミリーデー」の内容は企業によって異なるが、一般的に次のような活動が含まれることが多いらしい。
「ファミリーデー」には、従業員のモチベーションの向上や企業への帰属意識を強化する効果があり、企業文化の向上にも寄与するとされている。また、企業が従業員のワークライフバランスを重視している姿勢を示す重要な機会にもなっているのだ。
こうした取り組みは、官公庁や大学にも広がっている。岡山大学でも今年の7月末に、教職員の家族を招いた「家族の日」が開催されたそうだ。
当日は一家族ごとに学長室を訪ね、那須保友学長や三村由香里理事と子どもたちで名刺交換や記念撮影をするというイベントもあったそうだ。
大学といえば、かつては「象牙の塔」と呼ばれて閉鎖的なイメージが強かったものだが、ずいぶんと変わってきたものだ。だが、学部や学科、研究室などの枠を超えてこうした試みをすること自体は、けっして悪くないと思う。