"向き合う"
最近、"自分と向き合う"という事について考える。
私にとって、自分と向き合う事はごく自然な事だ。
現役時代は、練習が終わったら、
・今日の自分はどうだったんだろう?
・なぜ、悪かったんだろう?
・なぜ良かったんだろう?
・なぜ、毎回同じことを繰り返してしまうのだろう?
・自分の中に何が起きてるんだろう?
・この心理状態はなんだろう?
などなど、さまざまな事を問いかけていた。
スポーツをしてる方なら、分かっていただけるのではないだろうか?
答えが分からなくなる時は、信頼できる仲間に話してみる時もあった。
選手時代を振り返って、結果が出なくなった時、自分と向き合う事から逃げていたなと思う。やはり、自分から目をそらすと色んな事がうまくいかないなと、振り返って改めて思う。
これは、選手を引退してからも言える事だった。
引退してすぐ、スポーツと関係ないお仕事を楽しくさせていただいていた。引退した事から目をそらしていたところがあった。
陸上競技を一度離れて、2年ほどたった時に、ふとあの時なぜ、引退したのか、どんな心理だったのか、一度避けていた事と向き合おうと思った。
そんなある日何気なく見つけたクラブノートと言うものを見返してみた。
陸上を始めた頃のノートを見返すのは、かなり面白かった。陸上の "リ" も知らない、中学一年生の気持ちを文字にした文章は、新鮮だった。
『始めた頃の気持ちを思い出そう』
よく言われてきた言葉だったが、その本当の意味をこの時に分かった気がした。
それから、一度離れていた陸上に戻ることが出来た。(話すととっても長くなるので省くことにする)
なぜ今の状況なのか、一体これからどうしていきたい、何をしていきたいのか、、少し時間をかけて考えた。
自分と向き合ってみると、その時なりに自分の答えが出てきた。
『中学校のクラブノート』
これは中学校陸上部の顧問の先生が、すすめてくれた。強制ではないが強くなる選手は、試合の感想を書き留めていると、話してくれた。それで、入部して3,4ヶ月経った時から、書き始めた。
中学生の自分に、中学の顧問の先生方に感謝したいと思った。
今の自分があるのは、クラブノートのおかげかもしれない。書き残していて本当に良かったと思う。
もちろんノートだけではなく、たくさんの周りの方々に支えられてきたのは、言うまでもない。
中学生の当時はそんなことになるとは思わずに書いていたが、不思議なものだと思う。
今も思い立った時、書きたい日に書くと言う日記がある。
その日記も、いつかこの先自分が迷った時には、役に立つのか??
わからないけど、日記は自分と向き合える道具の1つだと思っている。
ふとスポーツをしてなかったら、陸上をしてなかったら、自分と向き合う事もしていなかったかも知れないと思う。
偶然の出会いだったけど、改めて陸上に出会えた事に感謝したい。
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