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SNSで男の裸を見すぎて具合悪くなったゲイ

SNSで男の裸を見すぎて、具合悪くなってきた。

これは完全に私の責任。
私が、毎日長時間、男性の裸を好きで見ているから。「具合悪く」というのは、すこしだけ醜形恐怖気味のようになってきたという感覚。

2024年のゲイSNSは、ルッキズムとどう共生するかが見どころ。ここでは、その経緯を4つの論点に分けて考察したい。
あと、「20代半ば以降のモテを磨こうとするゲイがだいたいエニタイムに行って更衣室の鏡でその途中経過の様子を毎度ご丁寧に報告してくださる現象」のことにも触れたい。


論点その1、量の問題。ゲイ男性は男性の裸を見る機会が多い

ゲイ男性は、男性の裸をネットで見る機会が多いと思われる。

これは当たり前の話だけど、整理したい。


■ノンケ男性は「やりたいな」と思って見る対象は女性の体で、
「こうなりたいな」と思って見る対象は男性の体。

■ノンケ女性は「やりたいな」と思って見る対象は男性の体で、
「こうなりたいな」と思って見る対象は女性の体。

■しかし、ゲイ男性は「やりたいな」と思って見る対象は男性の体で、
かつ、「こうなりたい」と思って見る対象も、男性の体。

つまり、超大ざっぱに言えば、ノンケ男性に比べて、男性の体を2倍ぐらい見ている。

「この体になりたい」と「この体とやりたい」が、同一である場合は特に顕著だ。


論点その2、私が「気になる男」を熱心に探しすぎている

※私の気になる男アワードは絶対に中止しません。
地球が滅びるまで毎年やります。

私はPodcastでは自分の「仕事」というか「使命」として、毎年「気になる男」を厳選して年末に発表している。

ありがたいことに、リスナー様からも男の情報をお送りいただき
こうして続けることができている。

つまり、私の場合は「やりたいな」と思って見る対象は男性の体で、
かつ、「こうなりたい」と思って見る対象も、男性の体で、
しかも、「これを紹介したい」と思ってみるのも、男性の体で、
さらに「これを見てください」と送られて見るのも、男性の体。




ものすごい量の男性の体を見てきた。


論点その3、SNS運営側の学習能力の凄まじさ


インスタのストーリーと、ツイッターのおすすめ欄と、
TikTokのおすすめ欄。

もう、ものすごい量の男性の体を私に見せてくる。

ありがたい!ありがたい!ありがたい!うれしい!すごい!いい!っっ、ぐぐぐっ!うぐぐっ!!先輩、もうワシ食えねえでごんす!


体育会系の寮でおなかいっぱいになるまで部活の先輩がご飯をよそってくれるような、わんこそばを入れてくれるような感覚。ありがたいんだけれども。


そして、「ああ、わたしはこんなにはなれないんだ」という敗北感も味わうことになる。

なんということか。


論点その4、筋トレをして体を見せつける文化が増えた!


これこそが、最も深刻な問題だ。

本当に、モテようとする男の筋トレ率はものすごい勢いで高まっている

今どきの学生系インスタグラマーは、「もう筋トレは常識、義務教育」みたいな感じで熱心にジムに行っていらっしゃる

イケメン系インフルエンサーは全員、マイプロテインのPRをやっている


そして20代半ば以降のモテを磨こうとするゲイは、だいたいエニタイムに行って、更衣室の鏡で、その途中経過の様子を丁寧に報告してくださる。


ありがたい、私を刺激してくれるから。。。

でも、こうならないと私はだめなんだ、と刷り込まれていって、内在化していって、

なんだか息苦しくなる。

そう、タンパク質を限界まで摂取し、
数時間ごとにタンパク質を摂取し、
ああ、また、とらなくては、、、、
あの体になれない、、、


となってしまう。


つまり、SNSはほどほどにしよう。

みなさんも。


そんな話をした回があるので、
ポッドキャストもよろしくお願いします




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