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507○ 新文学

「新文学」

語れや綴れや
私から生まれ続ける子供たちは
許容なんてあっという間に超えて
常に居てもたってもいられず
形へと羽ばたく
未熟でもいい
非常識でもいい
どうせなら閃光の柱を宙へ付き立て
こんな世界など手懐けてしまおうさ
時代はこの手の中にあって
伸ばせば掴める未来の刻を
眺めているのもいいけれど
価値など一切ない私の言葉を
私が紡ぐのだから
それはもうつまり
新しい文学の始まり

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NAKAJI

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