
Photo by
伊藤若冲 / メトロポリタン美術館
ボードゲーム感想文 evolution
遊んだボードゲーム
evolution
デザイナー:ドミニク・クラプチェット、ドミトリー・クノール、セルゲイ・マチン
感想
草食動物と捕食動物は敵ではなく、共生していかなければならない存在なんだと思いました。
序盤は草食動物を生み出しつつ、個体数やサイズを増加させていったのですが、次第に食べ物が無くなります。
各プレイヤーが出すカードによって食べ物となる植物を生成するのですが、どれだけ多くても1人あたり7個から8個が限界。
そうなると、多産などで増えすぎた草食動物は、餌にありつけず飢えてしまいます。
問題は、飢えてしまった草食動物は、そのまま死んでしまう点です。
ゲーム上では個体数というパラメータが1つ減少します。ゲームの観点から見ると、個体数がただ減るということはもったいです。勝利点につながっているので。
これを解決するために捕食動物がいます。彼らは草食動物を襲うことで飢えを満たします。つまり、飢えてしまった草食動物を捕食することで、そのまま死んでしまう草食動物を、捕食動物の糧とすることができるのです。
少し残酷な気がしますが、草食動物が増え過ぎれば、植物が無くなってしまいます。植物が過度に減らないように、捕食動物がいるのです。一定数の捕食動物がいなければ、生物の進化はそこで止まってしまうと感じました。
捕食動物は敵ではなく仲間なのです。草食動物とともに生きていく、生き物としての仲間なんだなと思いました。
プレイレポート
遊んだ日
2022年4月
人数
3人
時間
60分前後
所感
楽しい