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やさしいドメモの論文 コラム1 ~手札のパターン~

ここでちょっと休憩して、ドメモで発生しうる手札パターンについて考えてみます。

ここで言っている手札とは、自分に配られた数字のことです。

動機

手札パターンを調査した動機はただ知りたかったからなのですが、実際にドメモで遊ぶときにも有益な情報かと思います。

これまでの実験・考察で見えてきたように、7は重複することが多そうです。
7のように、他にも数字ごとの特性があるかもしれません。

手札パターン

5人プレイの場合に絞りますね。

この場合、28枚のカードから1人あたり4枚の札が配られます。
これら28枚のカードはすべて別々のカードではなく、7のカードは7枚、2は2枚しかないという特徴があります。

これらのことを考慮して、手札パターンを数えてみると

全部で174通り

13階「DOMEMOの論文 ドメモ (Domemo) のプレイヤーモデルの検討とシミュレーション」

見つかります。

数値計算してみた結果を、確率の高いものから順に5つ記載します。

  • カードの組み合わせ:4567 配られる確率:4.124%

  • カードの組み合わせ:5677 配られる確率:3.109%

  • カードの組み合わせ:3567 配られる確率:3.036%

  • カードの組み合わせ:5667 配られる確率:2.538%

  • カードの組み合わせ:3467 配られる確率:2.465%

プログラムで計算を行っているため、厳密な計算結果とは異なる可能性があります。

ただ、配られる確率が高い組み合わせの傾向は見て取れそうです。

例えば、35673467を比較してみると、3567のほうが確率としては高くなっていて、配られやすいことがわかります。これは、5のほうが4よりもカード枚数が1枚多いためです。

同様に、3567よりも4567のほうが高くなっています。

また数字の重複に関しても、5677と7が重複するほうが、5667と6が重複するよりも確率が高いです。
これも、7のほうが6よりもカード枚数が1枚多いために、より重複しやすくなっていると言えます。


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