珠見 灯花

人生ペン入れ中。カードをひいて絵を描いたり、星を擬人化して占星術で遊んだりします。FtMのパートナーのことや、日々の雑感なども。

珠見 灯花

人生ペン入れ中。カードをひいて絵を描いたり、星を擬人化して占星術で遊んだりします。FtMのパートナーのことや、日々の雑感なども。

マガジン

  • ネイタルチャートを擬人化する話

    自身のネイタルチャートの天体を擬人化して、脳内で物語を紡いで遊んだり、その物語を少しだけ現実に反映させて、自分の人生で遊んだりする話をまとめました。

最近の記事

辰巳芸者と飯炊き女の話

辰巳芸者「高砂」と、彼女にひょんなことから懐くようになった歳下の飯炊き女「みよ」。みよは同僚が高砂を悪しざまに噂するのに腹が立って反論めいた口を出す。愚痴を言いたくなる環境ではあるし、自分から遠い存在ほどものを言いやすいのも理解はするが、そこで我慢するほどみよは大人ではなかった。 愚痴を吐いた相手の気持ちに寄り添うことができず、状況的にも下手を打ったと頭を抱えたが、案の定翌日からみよに対するいじめが始まる。最初は流していたみよだが、ほどなくして堪忍袋の緒が切れた。何せみよは

    • フローラチャートで天体擬人化(その2)

      今回は、キャラクターの設定をより深めるための「肉付けのペタル」についてお話します。 前回決めたのはキャラクターの「軸」でしたが、今回はそこから「目指す先」・「気持ち」・「見た目」という三要素を使ってキャラクターの設定を広げていこうと思います。 フローラチャートのフォームはぜひこちらからDLを! 動画での解説はこちらをどうぞ! 三要素から広げるフローラチャートのペタルは、最初の3つの枠それぞれににどんなテーマでワードを入れるかによってペタルのテーマも決まってきます。 二枚

      • フローラチャートで天体擬人化(その1)

        今回はフローラチャートでネイタルの天体を擬人化する流れをお話します。 実は既に、手順を説明した動画をperiscopeに2本アップしています。 ぜひnoteと合わせてご覧くださいm(__)m また、フローラチャートの雛型をDLできるよう用意しました! パートナーの技術を借りて作っていますので有料となりますが(三種類セット200円です)、よろしければぜひお使いください! フローラチャートで天体を擬人化するにあたり、「キャラクターの軸を決めるペタル」と「キャラクターを肉付けす

        • ネイタルチャート擬人化とフローラチャート

          今回は、私のネイタルチャート擬人化のキャラクターメイクについてお話します。 私はネイタルチャートの天体を擬人化する際、オリジナルのフレームワークを使っています。 その名は、フローラチャート! フローラチャートとはフローラチャートとは、私がアイディアを出し、パートナーにフォームを作成してもらった思考フレームワークです。 このフレームワークが生まれたのは、友人の質問がきっかけでした。 ネイタルチャート擬人化で遊び始めて間もない頃、興味を持ってくれた友人の1人が、 「どうや

        マガジン

        • ネイタルチャートを擬人化する話
          10本

        記事

          火星と金星の具体例まとめ

          今回の例をまとめると…、 【登場人物】 火星と金星 【シチュエーション】 本体がフォロワーさんの誕生日会に出ることに 【物語】 自信がないばかりにスカートを着るのを恥ずかしがる金星と、スカートを勧める火星 【現実へ反映した行動】 スカートをはいてみた 【出来事と気持ち】 会場である執事喫茶で給仕してくれた男装の麗人にときめく 【結論】 女の子をやるのは楽しいし、自分はそれを楽しんでいい このようになります。 擬人化した天体の物語を観察しつつも、それを自分ごととし

          火星と金星の具体例まとめ

          ネイタルチャート擬人化の注意

          ネイタルチャート擬人化をするにあたり、私のスタイルにおいては「注意」すべき点があるので、お伝えします。 キャラクターをタルパにしない キャラクターを脳内から出さないようにしましょう。私のスタイルでは、現実の空間にキャラクターの映像を投影することは避けます。それをやると「タルパの作成」という違う活動になりえます。そして私は、解離性人格障害に似た事故例を読んだことがあるので、タルパの作成はあまり推奨しません。 事故にいたらずとも、ただでさえ想像に(自覚の有無関係なく)エネルギー

          ネイタルチャート擬人化の注意

          ネイタルチャート擬人化の具体例

          さて、4回にわたって私のネイタルチャート擬人化の紹介をしてきました。 改めて方法をまとめると、 1天体を擬人化します 2脳内で物語を展開します 3物語を分析し、キャラクターの行動を現実に反映します 4少しだけ現実に変化が起こります となります。 でも、実際にどのようにキャラクターと自身を繋げるのか、イメージのつかめない方もいらっしゃるでしょう。 そこで、今回は具体例を挙げて説明したいと思います。 登場するキャラクターは私の1室蟹座金星の「オトメちゃん」と1室獅子座火星の

          ネイタルチャート擬人化の具体例

          私にとってネイタルチャート擬人化とは

          私にとってのネイタルチャート擬人化とは、 「『自分』の研究開発」 だと感じています。 自分の想像するキャラクターには自分の内面が反映される、という考えをベースに、占星術で扱う天体という容れ物を使ってキャラクターを作り、そのキャラクターの気持ちや行動を観察し、現実に反映させていきます。 内面観察(虚構の世界のキャラクターの様子を観る) ↓ (必要を感じた場合は適切な手段で介入) ↓ 行動(キャラクターの気持ちを感じる・行動を現実に反映させる) このサイクルをまわしてい

          私にとってネイタルチャート擬人化とは

          ネイタルチャート擬人化のメリットと効果

          実際に天体を擬人化してキャラクターを作り、内面と現実を繋げてみて、どんなメリット・効果を感じたかご紹介します。 自己の客観視 自分の一部をキャラクターという形に仕立てて外から眺める遊びなので、「観察」という客観視が可能です。そして、「(元は自分だが)自分ではない」というワンクッションのおかげで、自身が好ましく思わない自分の一部も、受け入れやすくなります。普段からキャラクターの観察をしていると、自分の思考や感じ方の癖に気付けます。 現実への反映 頭の中で展開されるキャラ

          ネイタルチャート擬人化のメリットと効果

          私がネイタルチャートを擬人化するまで

          私がこの遊びをするに至ったのは、私が「擬人化がすき」で「キャラクター遊びがすき」で、何より「人の心に興味があった」からです。少しだけお話すると…。 擬人化が好き 新しいことを学ぶとき、新しい概念に触れたとき、それを「擬人化」してキャラクターとして親しむことで、自分の理解の助けにするのが好きです。学生の頃には英語の品詞を擬人化し、料理をするようになってからは調味料を擬人化して遊んでいました。 およそ「役割」と「関係性」が存在する概念はすべて「擬人化」が可能です。そんな概念を

          私がネイタルチャートを擬人化するまで

          ネイタルチャートを擬人化する話

          みなさん、こんにちは。 西洋占星術とお絵描きが好き、将来の夢はピクトマンサーの珠見灯花です。 普段は事務職をしながら人の世に埋没しております。 突然ですが、 みなさん、ネイタルチャート、擬人化してますか? ネイタルチャート擬人化とは「自分がうまれた瞬間の天体の配置は、自分の性質を表す」 この配置を西洋占星術ではネイタルチャートといい、その人の資質を占うときに欠かせません。 ネイタルチャート擬人化とは、チャートで扱う天体やサインをキャラクターとして擬人化する遊びです。

          ネイタルチャートを擬人化する話

          講師:珠見灯花(A教室/18:10~)

          こんにちは、珠見です。 昨晩投稿した「言葉ことはじめ」、文体について悩んでいるという内容でしたが、そのことについて少し考えまして、 結局、皆さんに語りかけるような口調でそのまま書いてみようかと思い至りまして、現在それを試しております。ね。 口語調ってやつですかね。書き起こしというか。 バーチャルに自分がホワイトボードの前に立って、皆さんがそれを見ているようなイメージです。塾講師のバイトをしていたことがあるのでね、そのノリでやってみてます。 どうですかね、後ろの方、声

          講師:珠見灯花(A教室/18:10~)

          言葉ことはじめ

          文体、というものに迷っています。 迷っていることを正直に書いてしまえば、何か示唆が得られるかもしれないという試みです。じゃあ今書いているこの文体は何なのかといえば、たまに読みに行くブログ記事の文体から影響を受けたもので、品のない言葉ではあるけれど、「パクリ」と言われればそうねと答えざるをえないものです。 人の真似をしないと表現ができないのだから、「言葉」の分野では私は、まだ自分というものを持っていないのでしょう。 ああ、Twitterは別よ。あれはだって「つぶやき」だも

          言葉ことはじめ

          サイクル

           ボクは計画通りに何かできた試しがない。  何かを思いつく。小目標を設定して、そこに至るまでの道筋を考える。考えているうちは楽しいが、それを達成できた試しが一度もない。  朝起きて創作活動をするためにタイムテーブルを書いた。それはただの紙切れ以上の意味を持たなかった。  ネタ帳にアイディアを出した。ボクの覚えているかぎりでは、それが最後まで形になったことは無い。  実はここで、ボクが達成するのしないのと言うのは語弊がある。正確には、達成するために動くのはボクの義兄である火

          咲き初める

          アイディアとは一瞬で咲く花のようなものだ。  俺はそれを土に植えてやるのがすこぶる苦手で、せめて花瓶に生けてやりたいと、こうして拙い手つきで茎を切り、水を注いでいる。

          咲き初める

          月の名前

          満月の四日後のお月さまを、寝待月(ねまちづき)という。 なんでも、日没から何時間か待ってやっと登ってくるので、寝て待たないと疲れてしまうのだとか。 だから私の見たあの橙色の月は、寝待月だったんだ。 駅からの帰り道。まっすぐ続く幹線道路に低く浮かぶ、橙色の丸い月。 よく見ると、ほんの少しだけ、ねずみが齧ったように欠けている。 さて、今日は満月から何日目だったろうと考えた。このくらいのお月さまを、居待月(いまちづき)と言わなかったか。 十六夜(いざよい)、ではないよね