フリーター生活がはじまりました
朝、子どもがベッドから抜け出す気配で目を覚ました。
外は雨。先週までとはうって変わって寒い、12月らしい朝だ。
個人的には昨日とは全然違う一日のはじまり。
何が違うとかと言えば昨日まで持っていた、大企業の社員という肩書きを失ったこと、固定収入を失ったということ、ただそれだけ。
トマトペーストを塗りハムととろけるチーズを載せたトーストと、ヨーグルトメーカーでつくったヨーグルトと、コーヒー、いつもの朝食。
子どもと妻を送り出し、洗濯物を干す。NHKの朝ドラを観て、iPadのゲームをちょっとだけやる。
少し本を読んだり、スケジュールの確認をしてたら昼になった。
昨晩のすき焼きの残りに茹でたうどんを入れて昼食を摂る。
午後、テニス仲間に誘われてはじめて”パデル”をやってみた。
40cmくらいで370gくらいのラケットを借りる。ストリングは張っていないのでテニスとはだいぶ勝手が違う。
テニスのドロップとかはそのまま使えるけれど、壁を使うショットはなかなか慣れない。後半になりスピードを出すことにそれほど意味はなく、プレースメントを考える競技だとアドバイスをいただき、面白さが少し解ってきた。幾つになっても新鮮な体験はワクワクし、リフレッシュできる。
家に帰り夕食の支度。ひとりだけガツガツとメシを平らげ家を出る。
今日、ふたつめのイベントはこちら。Ginza Sony Park。
11/22、TWDWで若林さんが出すと言っていた『Next Generation Bank』を買いつつ、彼のトークをまた堪能できると思い行ってみた。
今回は単独講演ではなく、佐久間裕美子さんとの対談形式。
若林さんの前作のタイトルは『さよなら未来』だったのに、今日のイベント名は『こんにちは未来』。黒鳥社、初の出版物はムック本。そして会場での販売はなし。いろいろ細かく予想を覆される。
↑若林さんの新刊 佐久間さんの新刊↓
議事録的に僕のとったメモを羅列しておく。
・ディストリビューションと(コンテンツ)クリエイションを分け、黒鳥社は後者のみ担当するスタイル。
・ポッドキャストが面白いのでふたりでやってみることにした。
(今回のイベントは公開録音でもあった。アップされたら聞いてみよう。)
・デジタルに押され紙媒体(メディア)も反撃できるようになってきた。
・アメリカは貧乏であると金がかかる国。
(個人的には日本も同じじゃん、と思う。)
・医療費が高いので、医療破産を起こす人が多い。大きな社会問題。
・それに対し北欧は成熟している。テクノロジーも社会の為になることに利用されている。
・アメリカではインターン生が無給で働かされていることや、議院保険が割に合わない、などの意見がSNSで拡散され、SNSの企業がバッシングされるケースが増えている。(若林さんはそもそもSNSが嫌い。)
・分散主義(ディストリビューシズム)が広がりつつある。ローカル最適はデジタルネイチャーに則しているように思う。
(インターネットはタイムシェアリングや分散化がベースなので、この話はよく解る。)
・グローバリゼーションがひと回りしてローカリゼーションになるケースが増えてきた印象。
・分散主義ではローカルの問題はローカルで解決する。できない場合は上のレイヤーで解決を図る。
・例として、カンナビス(マリファナ)の使用は医療用途ならOKが31州、完全合法扱いが9州。
・普通のタバコと電子タバコどちらが身体に悪いのか、チキンレースみたいな状態。
・ロンドンオリンピックのKPIはスポーツ人口の増加。医療費は社会的なコストという考え。
・ケムリは異次元世界と現世の境界をぼかす。(!!!)
軽快なトークで誤魔化されそうになっちゃうけど、世界の潮流を捉えようとする雑誌「WIRED」に関わったおふたりは博識で、ウィットや含蓄に富んだ豊かなひとときであった。
イベントのラストはギタリスト山嵜さんとキーボード中村さんのミニライブ。無料だから適当にやるね〜などと言いつつ”Just the two of us”やその他数曲を聴かせてくれた。
フリーター、フリーランスの人間は自由にその日のスケジュールを組み、学んだり、思考したり、遊んだり出来る。僕はそんな生き方に憧れて、大きな企業からEXITした。初日はかなり濃厚な1日であった。明日は事務処理とかいくつかこなしてのんびり過ごそう。
#若林恵 #佐久間裕美子 #黒鳥社 #さよなら未来 #こんにちは未来
#WIRED #イノベーション
※とはいえ収入が無いと困るので、よければ投げ銭をお願いしますm(_ _)m
「未来予測」に関する短い文章を書きました。
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2019年はフリーターとしてスタートしました。 サポートしていただけたら、急いで起業します。