心の餓えを満たすのは芸術だ。
19時〜20時過ぎ、表参道の「岡本太郎記念館」に僕は居た。JazzのLiveに身を沈めるためだ。
肩の上に立つことが許されない巨人、岡本太郎は「芸術家」であり「文筆家」であり「哲学者」であった。どんなジャンルの人であっても、その職業の本質が何かをただひたすらに求め続けた時、その人は求め続けたものと同化し、哲学を持つようになる。
今日のイベントは記念館の館長、平野さんが”Days of Delight”という新レーベルを立ち上げたことと、企画展『瞬間瞬間に生きるー岡本太郎とジャズー』を掛け合わせたものであった。
本日のプレイヤーはピアニストの片倉真由子さん。
平野館長の紹介の後、約1時間ほど「枯葉」やデューク・エリントンのメドレーなど『芸術の秋』を思わせる、どことなく切ない感覚のナンバーに酔いしれた。
片倉さんのMCも、これまた素敵で引き込まれるものだった。
・Jazzは自由なんだけど、好き勝手にできるものではないと思う。無駄な音は出しちゃいけないし、やっぱり愛がないとダメ。
・アメリカに留学している時、岡本太郎さんの本や映像にはたくさん励まされた。
・Jazzは生き物みたいで、今日の演奏と全く同じ演奏は二度とできないから面白い。
記念館を後にし、渋谷のタワレコまで足を運ぶ。
素敵なJazzを堪能した後だ。JazzのCDを買わずに帰ることは考えられない。
今日連れて帰ったCDはこの2枚。件の新レーベルの作品と、大好きなJose Jamesの新譜。
秋はいいなぁ。時間が許す限り芸術に浸り心を豊かにしたいと思った。
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