もっとやっておけばよかったと思う練習vol.1
はい、こんにちは。吉光です。
さて、いきなりですが。もっとやっておけば...と思う練習を紹介します。笑
これは選手時代..というよりももっと若い時(高校生の頃)にしておけばよかったと思う練習です。
やっておけばよかった練習
それは...1kmTTです!
自分がやっていたロードレースはいわゆる長距離種目。
200km以上もの距離をのを超え山を越え。
風が吹いても雨が降っても走るある意味過酷な競技です。
対して、今回の題材1kmTTは短距離種目。
速い選手であれば1分前後、普通の選手でも1分ちょっとあれば終わってしまう競技。
同じ自転車競技でも1kmと200km、まさに対極にある種目を言えます。
わかりやすく言うのであれば陸上競技の100m走とマラソンの違いそのもの。
しかし、ぜんぜん違う種目とは言え所詮同じ自転車競技。
短距離を速く走る力があれば、長距離でも武器になるし。
長距離を走る体力があれば短距離で武器になります。
また陸上競技に例えるとマラソンや駅伝のゴールなどのタイミングで、
『この選手はトラックで磨かれたスピードがあるから競り合いになったら有利でしょう!』
などと聞いたことがあると思います。
まさに同様のことが自転車(ロードレース)でも言うことができるのです。
むしろ大なり小なりゴール前で競り合い(ゴールスプリント)になりやすい自転車競技と言う特性を考えると、よりスピードがある選手の方が有利になります。
逆を言うとスピードがない選手は勝てるチャンスがとても少ないと言えます。
スプリンターが揃うゴールスプリントはもちろんのことですが、クライマーしかいないゴールスプリントで勝てる選手はその中でスプリント力(スピードとダッシュ力)がある選手が勝ちます!(※展開によってはそうでない場合もある)
アタック合戦やレーススピードが上がった時もスピードのある選手の方がより余裕を持って走れます。
つまり、スピードがあって損はしないのです。
むしろ特しかないのです!
ロード選手(長距離選手)だからと言って短距離が速いのがいけないわけではないのです!笑
自分がオランダのチームで走ってた時代、あるチームが横風で攻撃をすると猛烈にスピードが上がって泣きそうになっていました。
チームメイトのオランダ人に聞くと、そのチームの選手は全員1kmを1分3秒くらいで走れるとのことでした。
その時は衝撃的でしたね。。。
レース中は泣くほど速く終わってからは毎回放心状態でしたww(ちなみにほとんどのレースが平均50km/hくらい。。。)
もちろん速いからと言って勝てるわけではないのがロードレース。
しかしそれほどのスピードがないと走ることすらままならないのです。
確かにオランダはほぼ平坦。石畳もあり風もある。。。
体の小さい僕には向いてなかったのでは?と思うでしょう。
実際のところ、出走サインボードとトイレの高さくらいで。
あとは関係ないのです。笑
photo by 辻啓
1kmTTの計測を練習というかは微妙ですが...やっておけばよかったと思っております。
まとめ
文中にも書きましたがスピードがあるから勝てるわけではありません。
しかし、損をするものでもありません。
むしろ特の方が多いです。
若いうちから自分はクライマーだから...と決めつけないで、いろいろな分野に挑戦してみてください。
特にこれからロードの選手を目指す若い方にはぜひ、すべての分野を速く走れるようにイメージしながらトレーニングしてほしいと思っています。
次回は1kmTTをもっとやっておけばよかった!と思う別の理由を書かせていただきます。
お楽しみに!!