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2週間の総括⑤人それぞれのトレーニング@マチュー編

総括①でお伝えしたように、第一便で来日しなかった、マチューくん。
レース4日前?に来日し、調整などをしていた。
到着日は夕方1時間のライドへ。
光栄にもマチューをアテンドしてくれとチームマネージャーからスペシャル依頼が入った!
準備の為に一度家に帰らなきゃ〜など口ではモゴモゴ言いつつも内心ドキドキ。笑
早る気持ちを抑えつつ、レーサージャージで彼の出迎えをし、その後要望を聞き安全にサイクリングへ出かけた。


到着直後は疲労で不機嫌そうだったが、選択したコースがお気に召したのか少しずつ口数も増えていき一安心。
夕方ということもあり車通りが多い場所などもあったが、無事コナステイまでのライドを終えた。

後半は感覚を確かめるかのように、ウイリーやちょっとした段差でジャンプしたり...あとは車停めのチェーンでバニーホップをしていた。
生バニーちゃん(←少し違う)がみれてニヤケMAX。

まぁ、みれたことは嬉しかった!のだが、そこではない。
彼の後ろはすごく怖かった
危ないとかそういうのではなく、彼は避けれても(ジャンプできても)僕は避けられないから凄く気をつける必要があったww
対向車が来たとして彼だったらきっと避けずに上をクリアできるだろう...(僕は素直に突っ込むのみ。)笑

要はそのくらい技術力の差を感じた。
下り区間の安定性もずば抜けていて、今まで走ったことがある誰よりも凄かったし、異次元すぎて引いた。笑

コースの試走はしっかり行ってました。
私と走った1日以外は毎日コースに入ってました。
決してコースを知らなかったわけではないようです。

レースの話

みなさまご存知の通り、残念ながら落車の影響で途中リタイアした。
レースを翌日に控えた女子選手達と落車シーンを見ていたのでどんな反応していいか分からず、とても気を使ったのを覚えている。

巷では色々言われているが、

ミーティングで情報共有があったというのは事実のようだ。
・チームメイトのミランが彼に伝えたのも事実。(これはミランにぶっちゃけどうなん?って聞いた。)

以上のことからマチューが話を聞いてなかったのかな?という他のサイトと同じ結論に至った。

時差ぼけ云々は関係ないと思う。
来日前から対策は取っていたようで、彼は普通に生活していたし、事実一緒に来日した専任メカニックは辛そうだったのにマチューはケロっとしていた。笑
強い選手はよくわからん!!!笑

落車当日はびっこひいて帰ってきたが、翌日はサクサク歩いていた。
強い人の回復力はどないなっとんねん。笑

機材的問題?

ジャンプの件で気になったことが機材面で2つある。

1.サスペンションのストローク
マチューの自転車だけストロークが短いサスペンションがついていた。(気がする)
彼の自転車が大きすぎて短く見えただけかもしれない。(そんなことはないと思うww)
マウンテンに詳しくなく、どこにストロークとか書いてあるか知らなかったから調べなかったけど、明らかに短かった気がする。
短かったと仮定して、着地の時の衝撃が大きくなると思うので飛びたく無かったのかな?と思った。

2.普通のシートポスト
他の国の選手がどうか分からなかったが、オランダ人選手3名はドロッパーシートポストを使ってる中、マチューはノーマルポストを使っていた。
通常クロカンのレース中にどこまでサドルを下げるのか分からないが、気になった点の1つであった。

以上2点の問題でジャンプをしたく無かったのかな〜?なんて想像したけどレース後はそんな雰囲気ではなく自転車を確認している時間などなかった為、僕の推測で終わらせておきます。
トンチンカンだったらごめんなさい。(ほんとにマウンテン知らん!)

自転車は今、CROSS COFFEEで見れるようなので確認できる方、確認してきて教えてください。。。(8月8日まで)
そして答えを推しててください。

あと、リアホイールのみ結線してありました。
展示実車に付いたままのはずなので見てみてください。

あとは〜、175mmのクランクなんて長くて使えねぇ〜っておもったことくらい?笑
あ、クランクだけレース時と変わってます。
本番ではパワーメーター付きをつけていて、クランクだけ入れ替えました。

実は、クランク変えられるか?とメカに聞かれて、うんと答えたら...やらされました。
展示品とは聞いてなかったので、まじて手を震わせながら交換しました。
万が一にもこのままレース走るとか言われたらまじて責任負えないよと思い。。。
そんなことある訳ないんですがねwww
※ペダルはレース使用品です。
通常、選手の自転車を触る(いじる)ことは色々な意味で許されていない為、スペシャルな体験をさせていただきました。
輪行もしたよ。笑

スーパースター

彼は本当にスターなんだな。と感じた。
到着直後のサイクリングから帰ってきたら、オランダ人達からスターとのサイクリングはどうだった!?とたくさん聞かれた。
ことあるごとに彼はスターだからと、いう選手もいた。


彼が宿泊する部屋の話をしている時はオランダ人スタッフも本当にピリピリしていたし、他の選手とは少し扱いが違った。
まぁ他の選手はマウンテンバイクの選手で一緒に生活をする時間も長いだろうし、関係性や慣れの問題もあるとは思う

ハブられていたわけではないし、いじめられていた訳ではないが、スーパースターはどこか孤独なのかな?と思う部分も感じた。

食事の時はみんなとワイワイやっていて楽しそうだったし、他の選手よりも食を気にしてない印象だった。
レア肉を食べる人が少ない中でマチューは結構食べていた。
その中でも毎食?ヨーグルトを1KG食べてるイメージが一番残った(笑)

帰国前日

実はマチューはレース翌日に成田へ移動した。
一見不貞腐れているようにも見えたし、コナステイのスタッフもそう感じた人がいたようだが、思うにレースがある女子選手に気を遣わせないように、、、というのが一番の理由だった気がする。
不貞腐れたい自分他の選手のことを考える自分との妥協点が最終日成田に泊まるだったのだと推測します。

コナステイを離れる前に近くのお寿司屋さんから寿司を取り寄せて食べていた2,700円の特上をメカと2人で3人前。笑
お箸をとても上手に使っていた!
醤油をつけすぎてたから、それはアカンで!!!と一応教えさせていただいた。笑

コナステイを離れる際、俺をどこかツアーに連れてってくれ!と言われたが、予定も詰まっているので苦笑いしてコナステイを後にした。
よくよく考えると弊社のサイクルツアーのポスター(英語)を見ていたからサイクルツアーのはなしだったのか!?とゾッとした話でした。笑

以上マチューくん編でした。
ちなみに彼が宿泊したのは...もちろん畳にベッドのお部屋。

一部でプレオリンピック時のホテルがよくなかった。と書かれていたが、プレオリンピック時もコナステイでオリンピックもコナステイで。
本当にご利用ありがとうございました!って感じです。

一生、マチューが泊まったホテルです!って言います。
マチューの日本初ライドは僕がアテンドし、日本初寿司は僕がデリバリーしました!!

全体的に自慢です!笑
が、お許しください笑

選手時代は強い選手が居ると、レースが辛くなる。し、ミーハーにはならない(なれませんでした)が、選手を辞めたら少年に戻ったような感じがして純粋に凄く楽しかったです!




マチューの専任メカがかっこよかったです!笑

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