Nuphy Air60を静音化してみた!【キーボード沼】
はじめに
こんにちは!わちゃです。
今回は、ここ最近で一番マニアックな話をしていきます。
Nuphy Air60というキーボードを、持ち運び用に気に入って使用しています。そのキーボードを先日、キーキャップを変えてカスタムしました。
その時の記事は以下。
こうしてカスタムできるのがキーボードの良いところなのですが、今回は、この持ち運び用のキーボードの「打鍵音を小さく(静音化)」しようと、さらにカスタムしてみました。
静音化したい理由
そもそも、静音化したかった理由は、持ち運んだ先で、タイピング音を他の人が不快に思わないようにするためです。カフェで作業中に「うわ…あの人のタイピングの音うるさい…」と、周りの人に思わせてしまうと申し訳ないので、静かなキーボードの方が好ましいです。
静かなキーボード、他にももちろんあるのですが、自分の好きな打鍵感のモノを使用したかったので、今回は、NuphyAir60をカスタム。ちなみに私が持っているのは一世代古いタイプのモノです。V2ではありません。
また、自宅で使用していても、Nuphy Air60のスペースキーを打鍵する時に金属音がしていました。打鍵音としてはあまり好きではなかったので、この金属音を解消したいという目的もありました。
・打鍵音を小さくしたい
・金属音をなくしたい
さて、この2つを解決できるのか。さっそくやっていきます。
静音化のために使ったモノ
静音化するために使った道具は2つ。
・キーキャップ引き抜き具
・精密ドライバー
そして、使った材料は以下の2つ。
・マスキングテープ
・制振材
この4つをそれぞれ簡単に紹介します。
キーキャップ引き抜き具
キーボードを購入した時に付属で手に入れていました。キーキャップを外すの必要なアイテムです。私が所持しているモノではありませんが、イメージしやすいように別のモノですが、Amazonリンクを貼っておきます。
精密ドライバー
細めのドライバーです。これも自宅に合ったものを使用しました。似たアイテムのリンクを貼っておきます。
マスキングテープ
キーボードのスイッチ部分に貼り付けことで、静音効果があるとのことで、貼ってみました。この方法はネットで検索をかけると、よく見かけます。とりあえず手元にあったマスキングテープを使用しました。100均のテープやガチャガチャで手に入れた安いマスキングテープだと、粘着力が弱くてはがれやすかったので注意です。
制振材
おそらく、キーボードの静音化をしたことのある方は「これ使ってる人初めて見た!」って思うかもしれません。私も使っている方を見たことがありません。
普通は、スポンジ系のアイテムや、ゴムシートのようなものを使うようです。大工の夫に「静音化したいんだけど、普通はスポンジやゴムシートを入れるみたい。何がお勧め?」と聞いてみたところ、これが出てきました。
おススメ理由を、後日昼寝している夫に聞くと、
「勘」。
おおう。信じようじゃないか。やってみようじゃないか。
やってみた
とりあえず、やってみました。
マスキングテープを貼り付けると、ネジ穴がふさがれたので、気にしてわざわざハサミで丸を切り抜きましたが、大工の夫に「それは勝手にネジが貫通するし、干渉しないから大丈夫だよ」と、にんまりしながら言われました。早く言ってくれ~。
銀色の制振材を貼り付けてみました。強力なテープタイプだったので、貼り付けると、「二度と剥がれない」という強い意思を感じるテープです。貼り付けて剥がそうとすると、粘着部分が剥がれず、ひっつきます。粘着部分はゴムのような素材でした。
重ねて2層分貼り付けましたが、ネジで閉めた時に基盤部分が浮いてしまったので、重ねずに1層分のみでよさそうです。2層分貼り付けて剥がす時は大変苦労しました。失敗が許されない感じですね…。そして、もう2度と元には戻せません。(薬剤をつけたら剥がれそうですが、かなり苦労しそう…)
失敗したくない人(おそらくみんなしたくないだろう)は、スポンジの方が良いと思います。やり直しが効くので。
本当に静音化できたのか
結論から言います。
・感覚的に少し音は小さくなった気がする
・金属音は完全になくなった
・コツコツという高い音から、「コトコト」という心地いい低めの音に変わった
という変化がありました。音は小さくなったかと言われると微妙なところですが、音の質感は変わりました。金属音が無くなり、不快感がありません。以前は、スペースキーを押すたびに金属音が鳴り、「あー…LofreeFlowならこれはないのになぁ」なんて他のキーボードと比べて落胆していたほどです。
他の方法
他にも静音化する方法があるようで、よくネットで見かけるのは以下の2つ。
・リング
・ルブスプレー
静音化リングは、キースイッチに付けるそうですが、ロープロファイルキースイッチ(普通のキーボードのスイッチより薄くて小さい)には付けられなさそう。NuphyAir60はロープロファイルキーボードなので、検討から除外しました。ルブスプレーは、潤滑油です。なので、スイッチがスムーズに動くことが目的。引っ掛かりをなくすことができそうです。ただ、音にはあまり関係なさそうだったので、これも検討から除外。
静音化してみた感想
音が完全に小さくなったわけではありませんが、金属音がなくなったので目的の一つは達成できました。その点では満足。ただ、音を小さくしたいので、他の方法も検討してみようと思います。
キースイッチを変えることで、打鍵音や打鍵感を変えることができるので、試行錯誤。いやぁ、沼が深いですね。
おわりに
制振材を2枚重ねて外す時には、かなり苦労しました。「うっわ…やっちゃったわ…」って。結局、頑張って剥がして良い具合になったので、ほっと一安心。昼寝から起きた夫に再度、「なんでスポンジじゃなくて、制振材にしたの?」と聞くと、やはり「勘」とのこと。なるほど~。とりあえず職人の言うことを聞いておけば、それなりになりそうという謎の信頼で、出来上がった静音化キーボードでした。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
コメントにて感想などお待ちしております。
【追記】
使用した制振材は、「車のデッドニング材としても使用されていて、振動を抑える効果が高い。だから選んでみた」と、キッチリ目が覚めた夫が教えてくれました。デッドニング材…初めて知りました。なるほどなぁ〜。
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