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シューズのUSサイズ表記は男女で違う〜女子の靴のサイズはさらにナゾ?①〜
これまで主にメンズの靴を使って「サイズ表記がなぜわからないか」を説明してきました。
女子の靴はどうでしょうか?女子の靴も基本的には同じです。
しかも結論から言うと「さらになんだかわからない」ことになってます。
あまりきれいに説明できそうにないので、どうわからないか?について少し触れていきます。
まず、「主な表記の種類、理屈、わからない感じ」はメンズ同様、根本はこれです。
1、表記されてる「UK、US、EU、JPN(cm)」はサイズの計測の仕方がそれぞれ違って、単位も独特。
2、表記されてる「UK、US、EU、JPN(cm)」サイズの1カウント分(1目盛分)のピッチ(等差)がそれぞれ違う
3、シューズのサイズ表記には『靴型サイズ』と『足入れサイズ』がある
同じです。
これまで説明してきたことと内容的にも同じです。
◉UK、USサイズ表記
・3段階(幼児、子供、大人)にサイス表記がわかれている
・1カウント(1目盛、1バーリーコーン)=1/3インチ(0.846cm)
UK・US表記の靴はうちではスニーカーのケースがほぼほぼでしょうか。
あとチャーチとかパラブーツ。
「UK 5」とか 「US 6 1/2」 とか
こんな感じ。
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◉EUサイズ表記
1カウント(1目盛)=2/3cm(約0.67cm)
(パリポイントと呼ばれてます)
海外仕入れのパンプス、サンダルはこの表記が多いです。
35とか 37 1/2とか
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◉JPN(cm)表記
1カウント=1.0cm ハーフはもちろん0.5cm
23cmとか24.5cmとかまんまのタイプ。
うちはこのcm表記の靴、あんまりないです。
(オデットの靴はほぼこれでした)
というように各国表記の考え方・計測方法・単位・サイズピッチ、すべてバラバラ。メンズと同じです。
だから海外表記の靴のサイズはわかり辛く、換算表や対応表があっても正確性がないので役に立つような立たないような、、、ということになります。
(1目盛のピッチが違うからシンプルな対応表はホントはつくれない)
そして『靴型サイズ表記』と『足入れサイズ表記』があるのも同じです。
◉欧米のサイズ表記は基本、靴型(木型)のサイズ
(靴の内寸そのものの大きさを表示)
◉日本のサイズ表記は基本、履く人の足のサイズ
(履く人の足の大きさを表示、オデットはこちらです)
◉『靴型サイズ表記(海外のモノ)』の靴と『足入れサイズ表記(国内のモノ)』の靴ではおそらくジャストサイズになるのは違う表記サイズ
ということでここまでの基本の考え方は男女いっしょです。
が、
『靴の表記で海外表記がなぜか男女別で違う数値表記』のことがよくあると思います。
例えば
画像はマーチンの表記です。
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UK、EUは1種類のサイズ表記なのに
US表記が男女別になってます。
実はUS表記は男女の表記の数値がはっきりとかわります。
というのも北米では
・女子のアメリカサイズ表記はメンズの表記と1カウント〜2カウントずれる。(“幼児用サイズ起点0の位置がさらにカカトに近くなる“、“子供最長サイズもかわる“とか“決めてる団体“によってもルールがかわるらしいのですが、、、)
ということになっていて、
下図対応表のようにUS表記のみメンズ、ウィメンズ別になってます。
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(「靴の寸法」Wikipediaよりお借りしています。USW(FIA)とあるのがFIAルール方式の表記ということのようです)
『足の形やボリューム、大きさも違うし、女子の靴はメンズの靴と同じ基準で計ったり表記するとうまくいかないんじゃない?』
ザっクリいうとこういう理由から
「基本の考え方は変わらないんだけど、女子の足や靴に合わせて少しアレンジしたカウント方法になっている」
(“幼児用サイズ起点0の位置がさらにカカトに近くなる“とか“子供最長サイズも少しかわる“とか、、、、)
ということらしいです。
US表記が男女で違うというのはスタンダードで、どんな対応表を見ても世界共通でUS表記は男女別になってます。
男女で足の特徴は確かにありそうなのでそれも妥当かもしれません。
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ZOZO MATの採寸のレポートでも平均値で女子の足の方が華奢なようです。『幅、足囲は細く、厚みはなく、踵も小さい』
このマーチンのケースは『北米独自のルールがあるのでUS表記のみ男女でサイズ表記基準が違いますよ』という事例です。
このくらいだったらわかりやすく、まあ何とか把握もできます。
が、実際は結局どうやらおんなじような理由で
・UK女子表記がメンズとカウントがずれてる
・EU女子表記がメンズとカウントがずれてる
(いずれもメンズをアレンジしたっぽいのですが)
というケースもあるようで、こうなるともうサイズの正確な把握はお手上げです。
もう少し次回に続きます。