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布帛・織物の色々②
続きです。
これはある定番柄の拡大図①です
これもメンズの定番生地の拡大図②
多色使いでちょっとわかりずらいです。
実はこの生地、拡大図①の千鳥格子(ハウンドトゥース)部分と拡大図②のシャークスキン(下)の部分です。
①と②の組織を組み合わせてグレンチェックを構成してます。
ブラウンベースの生地に見えますが拡大すると4色使いしてます。
サイのパンツの生地なんですがさすがの拘りです。
多色使いすることで生地の奥行きがでてそれが『なんかわかんないけどなんか違うな』みたいなことにつながります。
コーディネートもどれかの糸の色を拾えば凄くシックリくるものになったりします。薄いブルーのシャツなんかはきっとハマります。
これどうでしょう?
わかりずらいですが、縦糸がネイビー、横糸が薄めのブルーです。
これです。 シルクのドットのチーフです。プリントでなく織り柄のドットです。
これはどうでしょう?
この二つは同じものの違う場所です。
迷彩柄のボウタイでした。
ジャカードなので単純な織組織とはちがってしまいますがが、糸が交差してるのはわかると思います。
プリントではなく織りで迷彩柄を表現してます。
(ジャカードの説明は難しくて無理なんで詳しくは調べてみてください。一応、縦糸の開閉を一本ずつ制御して横糸を通すことで色んな柄だしを可能にするという理屈です)
他にももう、なにが何だかんだかわかんないような生地も世の中にはありますが基本的には織機で織ってつくってます。
そんなにとくしゅな柄でもないですが
例えばこんな生地
拡大図、ジャカード機です。
裏面です。
(表の柄に使う色糸が裏に走っていて柄になる部分のみ表にでます)
というように複雑なものになっていても
”布帛(織物)はどこまでいっても縦糸と横糸の組合せで構成してます“
そのことがしっかりわかっていただければOKです。