洋服の修理を受ける際気をつけること(まとめと補足)前半
まとめと補足です。
ずっと説明してきましたが、一番最初に書いた通り修理マニュアルにのってるようなことではありません。
もとは自分用に考えた内容で「修理できるかどうか」というよりも「このまま普通に修理を受けて問題ないか」を確認してるという方があってます。
“服作りも修理も経験のない販売員“という立場の人間が考えた苦肉の策です。
“修理トラブルを防ぐために事前に色んなリスクに気づくため“のものだと思います。
通常は『修理できるか?』のなかに全部含まれていて、慣れれば4項目にわけなくても自然に確認できてることだと思います。
(特につくった経験のある人であればどういう構造でどこに気をつけなくてはいけないかわかったりするはずなので。)
でも、“つくった経験なしのお直しセミプロ販売員“ではたまに「思いがけずイレギュラーな修理」を受けたときなどに色々見逃してしまったりします。
必死でつくりの確認したり寸法計ったりして採寸したものの、いざあずかったらステッチ跡がめちゃめちゃ残るとか、辺なバランスになってしまうとか、、、
しょうがないのですが「冷静になればリスクに気付けたはずなのに、、、」みたいなこともあるあるです。
修理を受けた際に一呼吸置いて
のような感じで役立ててください。
あとこうやって確認して、時には修理屋さんと話したり相談してると少しずつ修理もわかるようになっていきます。(本来はもちろんそれがオススメ)
補足としていろんな事例を改めて4項目で確認してみます。
◉加工デニム丈詰め
なので実際は“裾のこし“などの特殊な手段で対応してます。
(でもお客様が別に“加工した裾“いらないと言えばそれはそれでokです。このことも忘れず。)
◉シアサッカージャケット袖丈詰め(3〜4cmくらい)
(これもお客様がボタンの跡、許容いただければok。)
◉ウールパンツウエストだし(可能な範囲の前提で)
(このウールの生地なら心配することはあまりなさそう)
◉チノ(コットン)パンツウエストだし(寸法上可能な範囲で)
(画像は修理後です。もちろんお客様が縫製跡、許容であればokです。典型的な事前に相談するケースです)
相変わらず長くなってきたので後半に続きます。