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【29歳男性育休】今日から6ヵ月間の育休生活をまとめたBook『男性育休Book - Paternity leave -』(仮称)の下書きを投稿代わりにします!!         《 育休中でも、ひとり時間はつくろう。》


 男性でも女性でもひとり時間は大切です!夫婦同時育休に入ると、24時間一緒にいることができる反面、ひとり時間が無くなってしまう期間でもあります。お母さんは1時間だけでもひとり時間があるだけ嬉しいです。
 子育て・育児支援ポータルサイト『こそだて』の調査では、お母さんが感じるストレス第1位は「自分の自由な時間が取れない」が55%で、過半数を超えました。どんなに赤ちゃんが可愛くても、自分を自分として保ち続けるにはひとり時間は欠かせません。当然、男性育休を取ったお父さんも同じ状況になるので、お互いにひとり時間をうまく確保できるような時間の使い方や時差育児、気配りをしてあげるとよいです。

 近くにカフェがあるなら、最高ですね。ママ友同士でたわいもない話ができる時間も大切です。お互いに出掛けられるように、すべての育児(授乳・寝かしつけ・オムツ替え・予防接種・着替え・沐浴など)ができるようにしておくと安心して出掛けることができます。我が家では、ひとり時間をもらった時には、少し遠出をする時は何かお土産を買っていきました。ちょっとお土産があったりすると、お互いに気持ちよく送り出すきっかけにもなりますし、帰ってきてからも感謝の気持ちを感じることもできるのでオススメです。
 ポイントは“疲れる前に時間をつくる”ことです。疲れてから癒すのは時間もお金もかかります。産後のお母さんは体がボロボロなので、整体やお肌のケアに通ってもらうのもいいです。男性ならゲームもいいですし、個人的にはサウナがオススメです。体も心もトトノウので、気持ち良いですよ。
 他にもひとり時間は赤ちゃんにとっても、夫婦にとっても良い効果があります。人間関係は適度な距離感が大切ですよね。近すぎても、遠すぎてもよくありません。特に育休中は近すぎる環境に置かれています。お母さんは赤ちゃんと分離しづらい時期でもあるので、意図的に距離感を取らないとお互いに離れることができなくなります。子どもは分離することで自立します。親からの分離には大きく3つあって「母乳からの分離」「家族からの分離」「家からの分離」です。


 母乳からの分離は物理的に母子を切り離します。母乳から離乳食に移行し、大人の同じ食事が摂ることができるようになれば、自分ひとりで栄養を補給して生きていくことができます。ずーっと母乳を与え続けることは赤ちゃんにとっても自立する機会を奪うことになります。ひとり時間をつくる上でもミルクと混合にしておくと、お母さんでなくても預けることができます。

 家族からの分離は保育園や幼稚園、学校などに行くようになることで分離します。どんどん外の世界を知ることで、自分の世界を広げて、自立的に行動することを促します。育休は公務員なら最大3年間取得することができますが、ホモサピエンスは元々集団保育で成長してきた歴史があるので、早い段階から集団で生活させることが生物学的にも適しています。早い段階で家から分離できると、親の働き方を柔軟に選ぶこともできますし、望むキャリア選択も可能です。一生の中で子どもと過ごせる時間は限られていますが、それでもその時にしかできないことがあります。子どもはどんどんできることが増えていくのに対して、親はどんどんとできることが減っていきます。親の幸せだと、子どもも幸せになります。子どものために自分を犠牲することがよいとは思いませんが、親としての責任も果たしつつ、自分の人生も楽しんでほしいです。

 家からの分離は大学生や社会人になって家を出る時です。ひとり暮らしすると分かりますが、親の偉大さを痛感します。何から何まで自分でやらないといけなくなるので、生きる力が自然と身に付きます。個人的には高校までは親が面倒を見るけれど、大学からは積極的に家を出すのがいいと思います。もちろん困った時には手助けも必要ですし、いつでも戻って来てもいいという帰る場所があることで、思い切って子どもが行動できるベースにもなります。

 上の3つは親離れでもあり、子離れでもあります。“分離することで人は成長する”ことを頭に入れておくと、色々と子育ての仕方も変わってきます。例えば、子どもが自分でできるように待つことも必要だと気付くことにもなります。

 実はこれは夫婦間でも通用するので、ひとり時間をつくることは、夫離れや妻離れをすることにもなるので、夫婦の自立を促します。家にお母さんがいるとついつい甘えてしまうのがお父さんです。でも、出掛けているので自分でやるしかない!となれば、どうにかやってしまうものです。「できないからやらない、やらせない」のではなく、「できるようになるためにやる・やらせる」のは子どもも大人も同じだと思います。家族それぞれが自立して、自分の足で、自分の進みたい道を進むことが、結果的に家族全員の幸せの総量が最大化するのだと思います。

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