神社の常連客とドラマ談義 2024/12/3

出勤するためにいつもの道を歩いていると、通り道にある小さな神社の鳥居の前で同僚がお辞儀をしていた。ちょうど私が歩きながら聴いていたポッドキャストは、神道のお葬式の特徴についての話に差し掛かっていた。

最近は毎朝この神社でお参りしているのだそうだ。汗をかかなくて済む気候になったので、電車通勤から歩きに変えたらしい。素敵な習慣だと思い、率直にそれを伝えた。

「10円だけ入れるんですよ。なんとなく」
彼女は少し恥ずかしそうに言った。
「同じ人をよく見るんですけど、その人は全部の賽銭箱にお金入れてるんですよ」
自分よりお賽銭をしている人を引き合いに出して、自分のお参りの矮小化を試みたようだが、あまり効果はなかった。神社というのはこんなような常連客を何人くらい抱えているのだろうか?
「向こうも最近よく見る人だと思ってるだろうね」
「そうですかねえ」

その後は『全領域異常解決室』などの今クールのドラマの話をしながら会社へ向かった。『全領域異常解決室』には神社がよく出てくる。ある程度ドラマ好き同士だと認知し合っていると、それぞれが見ているドラマと見ていないドラマを確認するだけでかなりの時間を費せる。これが対話として良いのかどうかはよくわからない。

出勤後はExcelの表を上にやったり下にやったりしていたら夜になっていた。夜は同僚のマクロが思ったように動かないのを一緒に直した。

帰宅後はトーストを焼いて食べた。朝のような気持ちになった。

きょう聴いたラジオ
上坂あゆ美の「私より先に丁寧に暮らすな」#103


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