【妄想ライオンズ 128】2024勝手に契約更改 その5 ー救援投手陣ー
今年のライオンズの極度の不振のもう1つの大きな原因は、救援陣の誤算でしょう。誤算というか、内容的には「破綻」と言ってもいいでしょう。最終的には、先発から、松本航(失敗でしたが)、平良、ボーなどを呼び戻して、なんとか体裁を整えたというところで、期初に期待された救援メンバーは、アブレイユ以外は総崩れ状態、でした。
現代の野球は後ろから計算するもの。ここの再編成なしに、来季の巻き返しはあり得ません。
が、、、正直、こここそ、新戦力に期待、になるのかな、、と。
佐藤隼輔 登板 45 防御率 1.69 投球回数 37.1 2勝1敗19HP WHIP 0.99
現状 3000万円 → 4500万円
左のセットアッパーとして、1年間安定した活躍をしてくれたのはこの人。強いストレートに、角度のある変化球。救援陣では唯一WHIPが0点台。離脱なく1年間活躍してくれました。チーム2位の登板数も立派。
8回を完全に任せるには、時折大きくコントロールを乱すところをなくしていくことが課題か。
セットアッパーから、場合によってはクローザーへ。来季はさらなる飛躍を期待したいです。
本田圭佑 登板 31 防御率 4.11 投球回数 30.2 1勝4敗11HP WHIP 1.63
現状 2700万円 → 2500万円
当初は勝ちパターンの7回を中心に任されたものの、今季は球の力は増したように見えたものの、生命線である制球力が甘く、大事なところで痛打される場面がしばしば。辛抱強く使ってもらいましたが、この成績では減俸は必至。
水上由伸 登板 29 防御率 5.28 投球回数 29 1勝1敗7HP WHIP 1.66
現状 3300万円 → 2800万円
出遅れから、上がってきたと思ったら、ボコスカ打たれる場面ばかりを見せられました。この成績で、よくも30試合も出させてくれたなというところ。来季は捲土重来を期さないと使い所がなくなります。
田村伊知郎 登板 28 防御率 1.82 投球回数 29.2 1勝0敗2HP WHIP 1.18
現状 1300万円 → 1300万円
数字は悪くないのですが、5月以外はあまり大事な場面では使ってもらえませんでした。気概ある投手ですが、これ、といった決め球が強くなく、少し大事な場面で使いにくいところがあるか。
年齢的にも難しいところに差し掛かっています。。。
中村裕太 登板 27 防御率 3.09 投球回数 32 0勝1敗0HP WHIP 1.19
現状 1000万円 → 1200万円
広島からの移籍で、今シーズンは決して勝ちパターンで使われたわけではないですが、チームの台所事情が苦しいところでの回跨ぎで好投など、「頑張ってくれている」という男気を感じさせる投球が印象的です。強いボールもないし、制球で勝負するというところが中継ぎとしては辛いところですが、勝ちパターン入りを目指して頑張って欲しいです。
今季の活躍は、中継ぎの中では印象的でした。
甲斐野央 登板 19 防御率 2.95 投球回数 18.1 0勝2敗11HP WHIP 1.36
現状 4000万円 → 3500万円
入団の経緯からも、そしてキャンプ等で見せてくれるキャラクター、さらにはその強いボール(敵として対峙した時に十分に見せつけられていた)で、8回、あるいは9回すら任せられるという期待と共にスタートしましたが、良かったのは最初だけ。
すぐに捉えられるケースが目立ち、早々に故障で離脱。終盤に復帰するも、本来の姿には遠かったです。
ライオンズからすれば、最も誤算中の誤算はこの人でしょう。
来季の立ち位置は0からのスタートでしょう。気概を見せてほしいです。
このほかにも、FA残留してくれたものの、今季はほぼお休み状態の平井、引退に追い込まれた増田のベテラン陣が全く機能しなかったのも誤算。さらに、上田、豆田、糸川などの若い面々はまだまだ力不足。特に豆田にとっては、そのストレートだけではやっていけないという現実を突きつけられて壁に当たっています。。
佐藤隼以外のリリーバーは、来季も使ってもらえるとは限らないでしょう。先発には玉がたくさんあるだけに、後ろは、こここそ補強を含めて、面々の入れ替えが必要だと感じます。