【トップリーグ観戦記】トヨタVS NTTドコモ 熱い!!!!


トヨタの方が明らかに力は上の試合ですが、役者が揃いすぎていて、
何かが起こるのではないか、、と期待してしまいます。
ドコモがここを崩すようだと、大番狂わせですが。。
ペレナラはもしかしたら、日本で見れるのはこれで最後かもしれないですよね。。
試合的には、トヨタのセットプレー、F W周りの圧力ににドコモはどこまで耐えられるのか、と言うところが勝負の分かれ目になるかと。

(前半)

ドコモがキックオフで、最初のフェーズでボールを奪い、トヨタゴール前でPGのチャンス。これは僥倖。

ドコモ 3−0 トヨタ

リスタートのキックオフはトヨタがノット10mでドコモボールのセンタースクラムに。そのスクラムでトヨタがペナルティ。ドコモはまさにセンターからSOのバンクスが50mを狙うもここは僅かに右。


トーナメントらしくお互い出だしはキックを蹴り合っています。


トヨタも最初のゴール前のチャンスではP Gを狙う。トヨタのアタックは個々の強さが目立つ。ボールを保持し続ければ、多くのケースでトライに持っていけそう。ドコモはボール保持の時間を長くしないといけなさそう。

ドコモ 3ー3 トヨタ

次の展開でトヨタの5番とドコモの8番が交錯して交代に。トヨタはラインアウトの核を1枚失う。


ドコモは中央で得たペナルティをタップキックから展開し、一気にゴール前に。次に得たゴール前のペナルティはタッチで勝負に出る。狙わない。ラインアウトモールを止められるも、そこからの展開で粘り強く攻め続け、最後はマーシャルがゴールラインをこじ開ける。ここは、ドコモの思い通りの展開に。


ドコモもアタックはそれなりに通用している感じ。
ただ、ゴールをバンクスが決められない。簡単な位置ではないけれど、この2点は取らないといけない2点。

ドコモ 8−3 トヨタ

次のキックオフからのキッキングゲームではウロウロしたマピンピをトヨタの彦坂がガッツリ止めてペナルティを得てゴール前に迫る。ゴール前のディフェンスは集中していて簡単にトライまではいかない。トヨタはゴール正面でペナルティを得て追撃。

ドコモ 8−6 トヨタ

前半はトーナメントらしい戦いに。ロースコアに持ち込めればドコモにも勝機がやってくるので、前半はドコモとしては今の戦い方を切らさずに進めたいところ。セットプレーの少ない展開もドコモの現状には奏功。前半の後半をドコモがどう戦っていくのか。

相変わらずキックの多い展開だが、キックの精度は五分五分というところ。
先にその展開から勝負をしたのはドコモ。マピンピが抜け出しペレナラがフォローしてゴール前に。最後は12番が相手を弾き飛ばしてゴールラインをこじ開ける。文字通り、こじ開ける、という感じ。キックの応酬から仕掛けたドコモがトライ。コンバージョンははじからの難しいキックを今度は決める。

ドコモ 15−6 トヨタ

キックオフでドコモがしっかりと保持できず、22m付近でトヨタが攻撃を続ける。1箇所1箇所でしっかり圧力がかかっているので、攻撃は確実に前に出ている。最後はしっかり余った14番の高橋につないでトライへ。とにかくトヨタは継続すればトライまで行けそうに見えるので、どこでキッキングゲームを切ってくるか。

ドコモ 15−11 トヨタ

次のフェーズではドコモのアタックをフーパーがジャッカルしたり、マーシャルのミスで22mにドコモが戻されたら、そのミスをドコモの佐藤がジャッカルでカバーしたり。トヨタに流れが向きそうなところをドコモが踏ん張っている様相。自陣で踏ん張って、ターンオーバーして一気にトヨタのゴール前に。ただ、ここはトヨタも踏ん張って、前半はこのまま終了。


前半はトヨタは受けている感じの試合展開で、リードはされているもののまだ余裕を感じます。特にアタックはトヨタの方がはっきりと強いように見えますので、後半のどこかでトヨタがアタックのアクセルを踏んできた時にドコモは踏ん張れるか。後半の入り口であっさり逆転されないこと、後半20分前後からの時間帯に常に「1トライ1ゴール」以内にいれるか、ドコモはこの辺りがポイントに。

(後半)

後半のキックオフでドコモは明らかに集中不足していて、マイボール失い、ラックサイドをつかれあっさりトライで逆転。これはだめ。これは最もやっては行けないこと。今日は全般的にマピンピがだらしない。やる気が不足しているように見えて、これならリザーブ使った方がいいように感じます。

ドコモ 15−18 トヨタ

次のプレーでドコモはスコアしないと、後半は一方的な展開になるかも。。

というところで、今度はトヨタがキックオフでミス。
そこからラインアウトモールを形成し、ドコモはしっかりお返し。これはお互い様の展開か。ただ、点の取り合いになればトヨタに分がありそう。いずれにしても仕切り直し。

ドコモ 22−18 トヨタ

次のキックオフではトヨタの6番がハイタックルでシンビンに。微妙な判定だが、不可抗力であってもこれはしょうがないか、今のルールでは。。
トヨタは乗り切れないところだけど、14人でもガンガン攻めた方が良いように見える。ドコモはこの時間に点差は広げたい。

案の定トヨタがラインアウトをスチールし、そこからせめてペナルティを得る。クロニエが距離のあるところを狙う。時間を使いながらしっかり決める。

ドコモ 22ー21 トヨタ

とにかくトヨタは攻めた方がいい。1人少ない今こそ、ドコモが受けてくるので攻めた方がいい。


が、トヨタはキッキングゲームに付き合い、ドコモのマーシャルが自分であげたパントを自分でとって、フォローに来た茂野にパスしてインゴールに。このトライは大きい。。そして、コンバージョンも重要。そろそろ7点差を意識するところ。難しいキックをバンクスがしっかり決める。バンクスを持ってきたことが今日はここで生きてきている。

ドコモ 29−21 トヨタ

さあ、次のスコアがどちらか。トヨタは次をスコアされると焦りだずはず。人数はここで揃う。ドコモはこのような展開でせりにせって神戸に勝ち損なった試合がいきるか。

後半18分、ここでトヨタが初めてドコモのスクラムをめくってボールを奪う。ここまではなかったスクラムでの差が生まれる。


ドコモは自陣22mの中からのバンクスのキックが飛びすぎて相手のインゴールを割ってしまう。そこからあっさりトヨタは左サイドに展開しあっという間にトライ。クロニエがはじからのコンバージョンをしっかり決める。

ドコモ 29ー28 トヨタ

スクラムで差が生まれてきているところがどう出るか。残り18分。熱い試合に。


お互いにミスが出始めている。。ペナルティが大きな鍵を握りそう。
ドコモは1−3番を一気に入れ替えて、直後のスクラムでトヨタをめくりペナルティを得る。スクラムの差を交代でひっくり返している。。
しかし、その後のラインアウトモールは押し切れず逆にトヨタが奪ったボールを敵陣22mまで運ぶ。


そのフェーズをトヨタは攻めに攻めてついにトヨタがジェイミーのトライで逆転。この辺りはトヨタの地力を感じます。攻め続ければ必ずトライになるだろうと感じさせるトライ。

ドコモ 29ー33 トヨタ

ただまだ、あと9分。試合を決めるには至らない。しかし、ドコモがここにきてキック処理がおぼつかない。疲れも見えるところ。ミスが重なり自陣5mへ。ここで踏ん張れるかというところを、ペレナラがターンオーバー。ドコモは自陣から繋ぐ構え。

ここかは死闘。。ドコモが攻めるところをトヨタが粘る。余裕はあるように見えるが、どちらもフラフラ。ただ、最後の最後にドコモボールのラインアウトでラストチャンス。モールが一番チャンスがありそう。


80分過ぎからの最後のプレーでもドコモが攻め続けるも、ラインブレイクはなかなか難しく、トヨタが最後までなんとかかんとかしのぎきる。最後に得たペナルティをどうして5mラインアウトにしなかったか。。

しかしとにかく死闘。。暑さもあるけれど、こんなに動けなくなるトップリーグの試合は久々。ドコモは最後はもう全然足が動けていなかった。。ドコモは運もなかったけれど、トヨタは最後のディフェンスなどは、絶対にやられない、という自信が見られて、懐の深い試合展開でした。もっとアタックをして良いように見えましたが、これがトーナメント、ということでしょう。

ドコモは神戸戦と言い、今日といい、勝って然るべき試合を落としています。もちろんそこまで力をつけているということですが、さらに上を目指すには、メンタリティやマインドも大事になりそう。

いずれにしても、熊本が最後は、満員の観衆なのか?と思うほどの熱気でした。今季のベストゲームではないでしょうか。ありがとう!ですね!

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