【妄想ライオンズ71】光成の本当のリベンジ】
ライオンズのエース、13番の高橋光成の2022年は、10月8日の福岡で終わった。
クライマックスシリーズの初戦、相手は千賀。絶対に負けられない初戦。彼は完璧な立ち上がりを見せる。2回まで3つの三振含むパーフェクトで立ち上がる。
しかし3回。先頭の周東にツーベースを叩かれると、動揺から甲斐を歩かせてしまい、三森にツーベースを打たれ、柳田にスリーランを決められた。
ライオンズに、千賀相手に、4点は重たすぎた。
あの日を忘れたことはなかった。チームは千賀から3点をとった。打線は十分役割を果たしていたのに、エースである自分が崩れて、大事なCSの初戦を落とした。
あの日を忘れたことはなかった。 ソフトバンクを倒さずして今年の優勝はない。そして、その絶対的な役割を果たすのは、エースとしての自分でなければならない。
宮崎に乗り込んでいく。相手は、絶好のスタートダッシュを決めた、活発な打線だ。
143戦の1つの試合、ではない。 この試合こそ、2022年の忘れ物をとりに行く、本当のスタートの1戦だ。
ソフトバンクにリベンジを果たさなければ、本当の開幕は迎えられない。
13番、ライオンズのエース、高橋光成が宮崎で仁王立ちをする。