【妄想ライオンズ 124】2024勝手に契約更改 その1 ー外国人+捕手ー
ライオンズ史上最悪のシーズン。そのシーズンを戦った選手たちの契約更改がそろそろ始まります。
いうまでもなく、プロスポーツの給与は結果で評価されます。だから、今年のチーム成績と、それを実現させてしまった個人ごとの成績では、給与を上げることなど到底できないでしょう。それが実績主義というものです。
が。他方で。
今年の西武ライオンズの球団としての業績は決して悪くなさそうです。
親会社の業績、株価は良し。
入場者数は、パリーグ最下位に落ちてしまったとはいえ、去年を上回っています。この成績でも。
どん底から這い上がっていくためには、幾多の苦難、試練が必要でしょう。その厳しい道を走っていくための原動力は、もちろん、プロとしての矜持ですが、片方で、球団としてのサポートも大きいでしょう。
その最大のものは、「今年こそ、この成績だからこそ、給与は下げない。下げるにしても下支えする」というスタンスではないでしょうか。
僕がオーナーなら、今年の契約更改は、そういうタクトを振ると思うのです。こういう、どこから見ても厳しい時だからこそ、出せるお金はしっかり出す。男気を見せる。そして、選手たちは、その意図を汲み、苦しい練習を超えていく。
今年はそんなスタンスで評価をしてみました。
古賀悠斗 試合 105 OPS .570
現状 2800万円 → 3000万円
オフは侍ジャパンにも呼ばれ、レギュラーとしての飛躍が期待された一年。開幕からしばらくは、打撃ではパンチ力を見せ、守備面も牽引をしてきましたが、負けが混んできてからは精彩を書く場面が増えました。結果として、試合数は去年並み、OPSは昨年を下回ってしまいました。
エース捕手として古賀が独り立ちすることが、強いライオンズへの最低条件でしょう。その気持ちを込めて、わずかなアップ査定を。
柘植世那 試合 42 OPS .395
現状 2200万円 → 2000万円
怪我で前半戦を棒に振り、戻ってきてからも、精彩を欠く試合が多かったです。特に打撃面では、去年よりもOPSを下げる結果になっており、進化の見られない厳しい1年になりました。炭谷が健在ならば、柘植の立ち位置は何なのか? 場合によってはトレードなどもあり得るのかな、というところ。
残留した場合も、来年は勝負の一年になるでしょう。マイナス査定は避けられないところ。
炭谷銀仁朗 試合 49 OPS .483
現状 3500万 → 3500万円
何と言っても新人の武内とのコンビを組んで彼を牽引してきたところが印象的。また、バッティングでも率は低いけれども、いいところでいい仕事をしている印象が。犠打が10あって、古賀の13に近い。チーム全体に好影響をもたらしているのは間違いなく、50試合程度の出場というのもある程度及第点では。現状維持でしょう。
早く炭谷をコーチに追いやれるような人が出て欲しいですね。
古市尊 試合 6 OPS .000
現状 700万 → 700万円
去年の終盤の様子から、今年は彼こそがブレイクするのかと思いましたが、ほぼ存在感がありませんでした。将来を期待しての、温情の現状維持です。
アブレイユ 52試合 2勝5敗13H28S 投球回 49 WHIP 1.18
現状 1億5千万円 → 2億円
クローザーとして1年間その場を守り続けました。前半は、印象的な場面でのセーブ失敗が目立ち、不安定な様子も多かったですが、そこでへこたれず、首脳陣も彼を信頼し続けました。終盤は安定した投球も増え、平良→アブレイユ、で8、9回は大丈夫となってから、チームも随分落ち着きました。
本来は9回より8回の方がいいかもしれませんが、来季も大事な終盤の戦力でしょう。是非とも契約を更新して欲しいです。大幅アップは間違いないところでしょう。
ボー 33試合 2勝9敗8H 投球回 72 WHIP 1.33
現状 3500万円 → 3500万円
前半戦は先発に転向。力みが消えていい投球を見せることも多かったですが、3回り目くらいになると抑えきれず、5回、6回あたりでつかま流ことが多かったです。後半はチーム事情もありリリーバーへ出戻り。先発の経験が生きて、コントロールが良くなり、自分をコントロールできるケースが多く、8回を平良と競うような場面も。
来季はもう一度先発へチャレンジか。現状維持以上は固いのでは。
ヤン 37試合 0勝0敗2H 投球回 30.2 WHIP 1.66
→契約解除
モイネロを彷彿させる、角度のあるボールを投げ込んできて、いかにも打ちにくそうでしたが、いかんせんコントロールが悪すぎて、カウントを悪くして安易にストライクをとりにいって、痛打され場面をなん度も。ただ、いい場面での力投も目立ったので、キャラクターも含め、もう1年みても良かったような気もします。
コルデロ 試合 23 OPS .351
現状 10000万 → 契約解除でしょう・・
2軍の投手は打てても、1軍の投手には全く相手にされませんでした。この人に1億の年棒を払っていたとは。。。育成していくというタイプではないでしょうから、ガルシアがいるならばこの人がいる必要はないです。さようなら。
アギラー 試合 30 OPS .575
現状 21000万 → 契約解除
この人の給与が2億ですか・・・ふざけんな、ですね・・・これは、選んできたフロントは責任を取らないといけないレベルでしょう。結局、大砲を外から取ってくるのは、もう無理ではないかな、と。
ということで、やはり、アギラー、コルデロ、二人で3億!ここが大失敗であったことは間違い無いです。
もう、外国人を「1年目から活躍できる」と思って取ってくるのは難しいのでは?日本の投手のレベルはどんどん上がっていて、メジャーでもどんどん活躍しているのに、そこをお払い箱になっているような打者を引っ張ってきても、なんともならないです。そもそも、数年かけて「育成」する。そういう視点の外国人補強の方がいいように思います。