【その他:1】日本史 世界史の選び方
ワンポイントアドバイス!
世界史と日本史をカタカナか漢字だけで決めるのは浅はかだ!
おはようございます。
大学受験において文系志望を必ずと言っていいほど悩ますのが、地歴科目の選択です。特に「世界史VS日本史」で頭の中で葛藤が起こるでしょう。
よくみんながいうのは「私カタカナ覚えるの苦手だから日本史にした」「俺は漢字苦手だから世界史にした」
この考え方で、選択をしようと思っている方は、要注意です。
日本史世界史の特徴を知らずして簡単に決めてはいけません!
それぞれ特徴があります。それを説明します。
まずは、日本史から。
日本史は「狭く深く」。日本の歴史なので地域としてはそこまで広くはありません。その分、一つの出来事を深く掘り下げます。ちなみに覚える用語の数でいうと、世界史よりほーーーんの少しだけ多いです。世界史は世界の歴史。とても範囲が広いですよね。それなのに、日本史の方が覚える用語は多いのです!どれだけ深堀するのかがなんとなく分かってくれたでしょう。
日本史は地域が限られている分、ざっと概要をつかむのは簡単です。しかし、深くまで押さえるのには時間がかかります。つまり「基礎」を身に着けるのは簡単ですが、「発展」を身に着けるのは大変です。
つまり、日東駒専など「基礎を重視」する大学では勉強を始めたばかりでも得点が取りやすいです。一方で、GMARCHなど「発展問題も突っ込んでくる」大学では、かなりの勉強が必要です。
はい、世界史はこの一切真逆です。
世界史は「広く浅く」。世界の歴史なので地域としてはかなり広いです。というか、無限にあります。中国史は漢字ですし、漢字が嫌いな人も世界史に逃げることはできませんよ。覚える用語の数は地域が限られている日本史より少ないです。結構日本史より浅いことが分かりますよね。
世界史は地域が無限大のため、概要をつかむのが容易ではありません。時系列をつかむのが容易ではないんですよ。例えば1600年の日本史の重大事件といえば、関ケ原の戦いがありますね。これくらいです。
世界史ではどうでしょう。1600年のイギリスでは何が起こっていた?フランスは?ロシアは?中国は?.....ね。一つの時代の出来事を押えるだけで容易じゃないくらい体力と脳の容量を浪費します。
しかし、日本史ほどあまり深いことはやりません。つまり、「基礎」を身に着けるのには時間がかかりますが、「発展」は浅い分、そもそも難しくないないので、基礎さえ身に着ければ意外とすぐに身に付きます。
つまり、日東駒専など「基礎を重視」する大学でも、GMARCHなど「発展問題も突っ込んでくる」大学でもあまり問題のレベルは変わりません。
突っ込んだ問題をそもそも作れないのです。なので、勉強を始めてもすぐには得点につながりません。ひたすら時間をかけることが世界史得点アップのカギです。
日東駒専レベルであれば、割と簡単に得点アップが望める「日本史」
簡単には得点アップは望めないが、どの大学レベルでも問題は割と簡単で対策しやすい「世界史」
世界史にするか日本史にするかは、自身の大学受験の志望校レベルに合わせて決めることをお勧めします。
日東駒専狙いであれば日本史を、それ以上であれば世界史を選択することをお勧めします。
大論述が要求される国公立大学志望の方は、問題のレベルはどちらも変わらないくらい難しいですし、なにより一年間相当な量の対策をしなければいけません。勉強が続かなければ意味がないので、少しでも勉強意欲のある方、興味のある方を選択するようにしましょう。
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