Suigoya Ongaku Memo2(2024/7/20)
こんにちは。2024年7月ですね。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私は元気にやっております。
すっかり放っておいてる当noteです。みたらほぼ1年前にゆで太郎のことを書いたっきりでした。
ブログの記事を含めて半年くらいは文章を書くことをしていなくて全然それ自体はいいのですがまったく記憶に定着せず。というわけで30代後半の備忘録として書いていきます。記憶を呼び起こすための脳トレみたいなものです。
2024年もすっかり半年が過ぎており私的な上半期ベストがありますのでそれを踏まえつつピックアップして書いていこうかなと思います。
それでは!さっとやっていきます。
Sharp Pins - Radio DDR
2024年上半期の衝撃アルバム。
Sharp Pinsはアメリカはイリノイ州シカゴのKai Slater氏のソロユニット。このアルバムはすごいそしてよかった。Lifeguardではフロントを務めていて猛々しいパンクサウンドを作っている傍らでこんなグッとくるメロディアスな曲を書いてるという事実に刺さってしまった。
ひとつずつ説明すると
Lifeguardは3人組のバンドKai氏がギターボーカルを務めていますが他2名のメンバーもファミリーツリーができるくらいの布陣になっています。ベースは90 Day Men、Disappears、現在はFACSのBrian Caseさんのご子息であるAsher Caseさん、ドラマーはHorsegirlでギターを務めるPenelope Lowensteinの弟さんであるIsaac Lowensteinさんというスーパーバンド。EPを2枚リリースしていてMatador Recordsともサインしてフルアルバムへの期待が高まっています。
EP2作をリリースしています。説明していきましょう。
こちらはLifeguardがシカゴのBorn Yesterday Recordsから2022年にリリースされた1st EPであるCrowd Can Talkです。
ノイズロックでガチャガチャしていて猛々しい。鋭利に尖る印象もありつつ全体的に爆発せんとする若いエネルギーがこれでもかと詰まっております。
脇道を逸れるとマスタリングとリリース元のオーナーであるGreg Obisはマスタリングエンジニアやレーベルを主催そして自身もStuckというバンドをやっています。とてもかっこいいです。マスタリングを受けもったシカゴのバンドは若いバンドが多くこれからっていう印象をどの作品にも受けてかっこいいです。以下受け持った作品の一覧です。Discogs参照。
https://www.discogs.com/artist/4421083-Greg-Obis?superFilter=Technical
そしてLifeguardの1stも素晴らしい出来なのです。
こちらは2nd EPです。こちらはMatador Recordsからリリースされました。
このEPもかっこいい。1st EPでみせた尖った爆発をさらに強調するような感覚。鋭利な部分はクールなまでに研ぎ澄まされ爆発時に対するコントラストになっています。
こちらは当EPの1曲目のスタジオライブを収録した映像です。
Electric AudioはBig Black、Rapeman、Shellacでも活躍したシカゴの故Steve Albini氏の運営するスタジオですがそこで撮影・録音になります。
こういう歳の差を越えたりやバンド間の交流があるというのがアメリカのAlternative、Indie、Localなシーンのいいところだなと思いますね。
ここまでKai Slaterさんの所属するLifeguardとシカゴのバンドやシーンの情報でした。
さて話を戻しましょう。Sharp PinsのRadio DDRの話です。
今まで説明したようにLifeguardでは爆発する若いパンクサウンドを聞かせてくれたKai氏ですがSharp Pinsでは一貫してメロディのよさを追求してるように思えます。
ギターもクリーンかつエバーグリーンな音色になっていて歌メロのよさを引き立てています。
かと言って歌ものというわけではなくバンドサウンドが基調となっているのでメロディが軽快なリズムに乗っていますね。
以下はSpotifyのアーティストプレイリストです。私も知らないようなタイプの音楽もあるしオタクだなと思ったのと同時にKai氏がいかに自身の好きな音楽がわかっていてその好みと似たようなタイプ音楽をディグしているのかが知れてとても清々しい気持ちになりますね。
こういう憧れに対して臆することなく自分もやるという熱さと自信がRadio DDRには現れていてとてもよかったです。
聴いてると、ワクワクしたり、エネルギッシュだったり、ほんのり寂しかったり、悲しげだったりと感情の立ち現れ方が絶妙です。
Lifeguardの尖りと爆発のパンクサウンドではなかなか出来ないであろうメロディの追求をここまで仕上げてできることに対して振り幅の広さを考えるに奇跡的にすごいと思いました。片手間では到底できないよさなので二足の草鞋を履いてるような印象を受けます。
Lifeguardのフルアルバムも今後リリースされる流れになれば期待されるでしょうし自分も待望しています。今後の活動も期待できると思います。
ここまで書いてきました。2024年で聴いてよかったSharp Pinsのアルバムの話でした。
最後にRadio DDRからMusic Videoです。Kai Slater氏。若い。
というわけで
気が向いてらまた何か書きます。
それではまた!
夏が暑いのでみなさま健康にお過ごしくださいね。