自然治癒力を邪魔する消毒


こんにちは、
ミナです。


今までは
感染症に関する記事を書いてきましたが、
一旦感染症を飛ばして、

以前にも書いたことがありますが、
傷における処置について
もう一度記しておこうと思います。

最近、私自身も足を怪我してしまい、
あらためて再認識したのですが、

浅い傷の処置として
「消毒とガーゼ」の治療法を行っている獣医が
今でもいるそうなのです。

少し前までは人間の傷の処置でも、
切り傷などの傷口を殺菌するために消毒をして、
ガーゼで覆って、毎日ガーゼを交換することが
当たり前とされてきました。

しかし現在では、
傷口は生理食塩水で洗い流して、
ラップで閉鎖する方法が
もっともはやく傷を治す治療であると推奨されています。


傷口からはドロドロした液体が溢れてきますが、
それは皮膚の脂肪酸などが分解されて
出てくるものなので化膿とは違います。

もし傷口を消毒してしまうと、
せっかく傷を治そうとしている細胞や、
タンパク質をも殺してしまうことになるのです。

またガーゼの繊維の隙間には
滲出した液体が浸透して固まってしまい、
そこに新生した皮膚組織も入り込んでしまうそうです。

それをガーゼ交換のたびに剥がせば、
せっかく新しく生まれた肉芽や皮膚組織も剥がれてしまい、
また皮膚の再生は初めからやり直しになってしまいます。

傷の処置一つをとっても、
次々に新発見があるそうで、
今までよりもより良い治療法が
提言されているそうです。

それにもかかわらず、
新たな方法を実践しないで昔からある方法が正しいと
信じて疑わない獣医師もいるそうなのです。

もし知っていても実行しない獣医師がいるとしたら、
動物たちは可哀想ですね。

私自身の足の傷の処置は、
もちろん消毒無しの湿潤療法です。

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