動脈管開存症(循環器系の疾患)
こんにちは、
みなです。
循環器系の病気で、
動脈管開存症というものがあります。
動脈管開存症とは、先天性の心臓病で、
大動脈と肺動脈をつなぐ動脈管という
胎生期の血管が残っている状態のものです。
シェットランドシープドッグや
ポメラニアンにみられるそうですが、
最近ではミニチュアダックスフンドや
コーギーなどにも発生しているそうです。
初期であれば疲れたり、吐いたり、
咳が出たり、倒れる、呼吸困難、
食欲不振など色々な症状が現れます。
末期になると、心臓の位置より
しっぽ側の皮膚や粘膜が紫色になる
分離チアノーゼを起こすそうです。
なお、猫では発生がきわめて少ないそうです。
治療には、
内科的にうっ血性心不全の治療を行い、
状態が安定した後に手術を行うとのことです。
治療をしなければ1年間の生存率が約30%と、
死亡する確率が非常に高い病気です。
急激に進行していくので、
診断がついた時点で
一刻も早く手術をすべきだそうです。
早期に手術をおこなえば
普通の正常な犬や猫と変わらない
寿命が得られるそうですが、
末期になると手術は出来なくなるとのことです。