肝吸虫症(消化器系の吸虫症)
こんにちは、
ミナです。
肝吸虫とは、
犬や猫、人間などの各種の哺乳類を終宿主として、
肝臓(胆管)に寄生する吸虫です。
アジアに広く認められ、
古くは日本でも多発していたそうです。
今では肝吸虫症の発生は
殆どないといわれています。
この寄生虫の第一中間宿主は、
淡水産巻貝のマメタニシ、
第二中間宿主はモツゴなどのコイ科魚類、
及びその他の多種の淡水魚類です。
そして、この魚類を生食することにより
終宿主への感染が起こります。
症状としては主に肝炎症状で、
重症になると黄疸などがみられます。
治療にはプラジクアンテルなどの
駆除薬を用いるそうです。
予防するには、
寄生されている可能性のある淡水魚を
生で与えないようにすることです。
加熱すれば問題ないことは、
横川吸虫の場合と同じです。
また、同じく肝吸虫は
人間の寄生虫としても重要ですが、
淡水魚の生食によって感染するため、
犬や猫から直接人間への感染は起こりません。