おしっこが出にくい
こんにちは、
アミナです。
尿の排泄がスムーズにいかないことがあります。
このような状態を排尿困難と言います。
排尿姿勢をとっても尿が全く出ない、
あるいは少ししか出ない、
ポタポタと漏らすなどが典型的な症状です。
まったく排尿できない状態が続くと腎臓の機能が低下したり、
脱水などを起こしたときに見られる「高窒素血症」
などの重篤な状態に陥ることもあります。
排尿困難は、犬猫ともに起こりますが、
雌よりも雄によくみられます。
原因として考えられるのは、腫瘍、前立腺の異常、膀胱結石、
そしてヘルニアなどで尿道が曲がったりすることもあります。
膀胱から尿道口までの間に腫瘍や結石があると、
障害物となって排尿困難を起こします。
前立腺が肥大した場合も尿道が圧迫されて排尿困難をまねきます。
観察のポイントとしては、
日頃の排尿の状態をよく観察しておくことです。
排尿回数は、個体によって差がありますので、
日頃から回数や量、色などの排尿状況を観察しておくことです。
尿が全く出なくなったり、出にくくなったことに気付いたら、
早めに受診してください。
特にまる一日尿が出ていない場合は急いで診察を受けて下さい。
また、嘔吐を伴う時には
尿毒症を併発している危険性があります。
もし尿を採取出来るようなら、
受診時に持って行くと診断の助けになるそうです。
採尿はきれいに洗った食品トレイなどで受けると良いです。