傷口を消毒すると何故いけないのでしょうか?
こんにちは、
アミナです。
昨日の続きになりますが、
何故、傷口を消毒してはいけないのでしょうか?
消毒薬は、細菌、ばい菌を殺しますが、
同時に傷のむき出しの細胞にも
ダメージを与えてしまうそうなのです。
死んだ細胞により、細菌が増えやすい状態になり、
消毒薬を使った瞬間は細菌が減っても、
しばらくすると細菌が増殖します。
微生物はどこにでも存在しており、
まして、傷口は36度くらいに保たれて、
水分も栄養も豊富な状態です。
最近の増殖には絶好の条件が揃っているのです。
このことから、どんなに傷を消毒しても、
抗生物質を投与しても、
傷が無菌状態になる事はないのだそうです。
多少、菌がいたとしても、
条件が整えば皮膚は元に戻る
ということで、湿潤療法なのです。
消毒薬で傷口の正常な細胞が破壊されるということは、
消毒をすればするほど、傷を治すどころか、
逆に傷の状態を深刻化させて、
回復を送らせてしまうそうです。
ただし、元々壊死した組織が傷口にある場合には、
それが原因で細菌が爆発的に増えるので、
家では手に負えない状態です。
水道水で洗浄した後は、獣医師に相談して、
適切な指示をあおぎましょう。