憎帽弁閉鎖不全症
こんにちは、
みなです。
心疾患のうちの約8割以上が
憎帽弁閉鎖不全症だそうです。
老犬の小型犬に多く発生し、
最終的には心不全を起こしてしまいます。
遺伝的な要因もあるそうで、
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルでは、
3,4才でほぼ半数、
マルチーズでは7、8才で約8割が
憎帽弁閉鎖不全症になるといわれています。
病状が進行すると、
左心不全による肺水腫を原因とする
呼吸困難が起こります。
喉にものがつかえたような咳をしたり、
運動中に座り込んだり、
倒れるなどの運動不耐性を示すようになるそうです。
徐々に左心不全を起こしてくるため、
その治療を開始することになります。
左心房の拡大が見られれば、
血管拡張の薬を投与するそうです。
左心室拡大の場合は
心臓の収縮力を高める薬、
ジゴキシンの投与をおこないます。
肺水腫と発咳には利尿剤であるフロセミド、
サイアザイド、スピロノラクトン、
気管支拡張薬であるテオフィリンを
処方するそうです。
予防ですが、
基本的には治る病気ではないので、
今現れている症状を出来るだけ抑えて
生活の質の改善を目指すそうです。
ただし、一時的に症状が良くなったとしても、
獣医師の処方による薬の服用は続ける必要があります。
薬を服用し続ければ、病気自体の進行も
ある程度抑えることが出来るそうなので、
早期発見と早期の投薬開始が、
治療のポイントになるとのことです。
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