後悔と羨望 終わりについて
全ていつか終わる。その事実と同じように私の大学生活も終わりに差し掛かっている。
2021年の春、大学生活の始まり、春の日差しが包む暖かな始まり、その全てに期待していた。しかし、その春は指を咥えて流星のような輝きを眺めているだけになった。当時19歳、その時の私はこのまま虚しく青春が終わってしまうことを何となく察していた。
そして2024年の冬、その分かり切っていた終わりがちゃんと私の元に訪れる。全てに納得できないまま、もうすぐ何もかもが終わる。最後は独りだった。
私は冬を愛して